じょー さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
史上最狂のヒロイン
26話
これほどまでに最終話で、評判を落としたアニメもないのではないかなと思います。(売れてないけど)原作の良改編を積み重ねて、終盤の原作のグタグタ部分に関しては、むしろ原作を上回る展開で進んでいた(売れてないけど)良アニメという評価をどうやら、ほぼ100%裏切ってくれてありがとう。
というか、最終話もCパート、相変わらず、みねね可愛いよみねねとか言ってた最後の数秒で、全部チャラ。なんだよそれという、原作既読組には信じられないラストでした。
多分、もうつづき見ないです
といって見るんだろうな~
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24話
いや、これほどまでに、アニメ化して良かったと思える作品もないです。原作を上回る演出で、原作より上手く改編してわかりやすくしてますよね。ここらへんは原作読んでてあまりに展開があれで、表現も微妙だったの所なのですが、アニメではムルムル黒幕の所や、9thの登場とかが上手く表現されている様に思えます。
19話
やっと、3つ目の死体が誰かが明らかになりました。原作だとだらだらと進む印象だったところを大胆に編集してますね。とにも角にも展開だけが早くてという感じだったのですが、アニメの方がアクションもよく、展開もわかりやすくなってます。首切りが由乃だけでしたが、雪輝覚醒とか、なかなかに面白かったです。あと2巻分、このペースなら何とか終わらせられるかな?面白い原作前半を丁寧に、つまらなくなる後半を整理しながら早くすすめる手法はなかなかに上手いです。賛否両論のエンドですが、アニメでも同じなのか、盛り上がってきました。
17話
7thの回、これは原作ではなかったエピソードまで入れてきて、なかなか素晴らしい回になっていたかと思います。7thは原作でも3rdに並んで、最もカッコイイ保持者だったのですが、原作以上に綺麗な最後でした。そして、親父のくず度も増量。
13話
今までも、みねね編の挿入など、原作改編ありましたが、今回も原作を良改編。正直1クール目ぐらいまでの原作ストーリーは非常に面白いのですが、原作はここら辺から、ちょっとカオスになってきて、面白みがなくなってくるのですが、ここら辺を非常にうまく改編してきました。なんというか、本作は原作よりもアニメの方が格段に面白くなっていると感じます。制作者の原作に対するリスペクトを十分に感じながらも、アニメとして物語としての整合性をよりよくしていくために、改編を行っているという非常にいい印象です。
そしてお色気サービスww、 <<<HAPPY!!?<<< これは新しいww
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3話「初期不良」
ほぼ原作通りで、原作既読で話を知っているのに、その恐怖は軽く原作を越えていきました。これ原作知らなかったらもっと面白かっただろうなと思うとちょっと残念です。
その部屋に何があるのか知ってるのに、鳥肌が立ってくるくらいの演出でしたね。オリジナル設定分は、みねね外伝のモザイクからの引用で、こちらも上手くBパートの演出に絡めています。前半にこれでもかと言うくらいに、由乃の可愛らしさを引き立てておいて、あの部屋から、最後の引きまでで、容赦なく恐怖を植え付けるこの落差が素晴らしかったです。原作と比べても演出のうまさが引き立ちます。最後のシーンも原作よりアニメの方が印象が強かったです。今回は川崎逸朗さん演出のIGグロスだそうで。絵に力がありました。
2話「契約条件」
雨流みねね編、学校へ突如やってきた、雨流みねね。爆弾テロを1st、2ndに仕掛けます。原作の中でも、アクションが派手で、見ていて楽しいとこです。こういうのはアニメにするとマンガより映えますね。由乃が怒りにまかせて走り出し、雪輝を裏切る者は、みんな死ねという、普通に病んでるシーンとかは、見ていて正直痛快です。原作以上といってもいいですね。雨流みねねのキャラの作り方も非常に素晴らしかったと思います。何かテロリストみねねと由乃の壊れっぷり対決でした。
1話「サインナップ」
初回からスプラッタ全開、サスペンス全開です。正直言って期待以上の出来でした。気持ちのいいくらいにぐいぐい物語に引き込まれます。物語の設定を説明しながら、ほぼ原作に忠実に導入を果たしています。どうこのスプラッタを表現するのだろうという所を、隠しもせず、思い切り表現してきましたね。たしかに期待はしていたのですが、期待を大きく上回る出来でした。
アバンでいきなり、ここから入るのか?というシーンを使うので興味を引きました。アニメの方が出来がいいので、多分原作見ない方が楽しめると思います。
そして、これがこの作品の全てといってもいい、我妻由乃のキャラクターの出来が素晴らしい。美しく魅力的で、そしてあふれて出てくる狂気の表現が上手いです。ヤンデレなんて可愛らしい言葉では表現できない、本物の狂気と愛に戦慄を覚えます。そしてラストの我妻由乃の恍惚とした表情は、これを上手く表現していてたまらないですね。由乃さんには、その狂気の全てをさらけ出して欲しいです。倫理的に許される範囲で。
タイムパラドクスが、基本的に未来のみなので、論理的な破綻はなく、変わっていく未来がサスペンス色を強く出していきます。テンポも素晴らしく、展開もハイスピードである割に説明が丁寧です。さすがのアスリードですね。
惜しむらくは、主人公の声優が今ひとつだったことですが、良作揃いの今秋のなかで、ひときわ大きな存在感を示しました。
そして、Cパートの3rdで、オチを付けるところもww
以下視聴前レビュー
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正直アニメ化の話を聞いたときに、コレをアニメ化するのかと疑ってしまう作品です。
仮想現実の人物との会話にて、未来を予測できる日記を手に入れた主人公がその日記を持つ12人の所有者と勝者に与えられる、神の座を巡ってのサバイバルストーリー。プロットや物語の進め方ありがちですが、異なる未来を情報を武器として得る様々なバトルは面白いです。
作品自体にはきわどい描写や、グロなどもあり、ドコまでアニメで表現するのかにも期待がかかります。そして人を殺しまくります。どうすんでしょうね。むしろそこに興味がわきます。構成に若干矛盾がありますが、ここら辺をどう上手く整理できるのか、落としどころをドコに設定するのか、2クールですが、難しいところではないでしょうか?
この話のキーはなにより、ヒロインの怖ろしいくらいの異常性にあると思います。兎に角異常で狂ったヒロインぶりが際立つ作品です。ヤンデレなどという可愛らしい言葉では説明できない背筋が凍るようなヒロインの存在感が突出しています。漫画よりもアニメでここら辺の異常性を上手く表現できるかが鍵ではないでしょうか。