Lovin さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原案:久米憲司、荒川稔久、大島美和、松村やすひろ
原作:m.o.e.、IMAGIN、スタジオ・ライブ
監督:高橋丈夫
シリーズ構成:荒川稔久
キャラクタデザイン:大島美和
制作:IMAGIN、スタジオ・ライブ
話数:1クール全11話+おまけ1話
OP:「ヒットをねらえ!」
by 能登麻美子
ED:「届けたい夢」
by 亜波根綾乃
{/netabare}
■感想
刑事ドラマの制作を希望している主人公は、念願かなってプロデューサーに抜擢されるも担当は子供向け戦隊ものだった。当初は腐るが、描きたいものを1クールに収めたいからなのか、その辺りは適当にやってしまったからなのかわからないが、サクッと切り替えて邁進する。
この主人公はOPの歌詞で「生田美月 146cm」と宣言するほど成長が穏やか過ぎる上、服装の趣味も発展途上のため、行く先々でネタにされ続ける。これはキャラ付けの為だけではないくらい、劇中での描写が多い。なおOPではパンツに描かれたクマのプリントの口がロケットエンジンの噴射口になる。
プロデューサーの仕事のことはわからないが、何れにしても思いの外真面目に仕事はしている。主人公に厳しく接する上司も、最初は「苛める暇があるんなら仕事しろや」などと思っていたが、よく見ると出張に行ったり自分の仕事はしている様子だった。
製作はm.o.e.で、原案やらプロデューサー辺りのポストには、花右京メイド隊で見かけた名前が連なっている。なので当然お色気強調路線も健在だ。この作品ではそれがより強調されている。当時謎の光補正があったのかは知らないが、DVDなので湯気などの補正は無かった。あと、これはAIKaか?と思うほどデルタ地帯の布地が見えるような倒れ方をする。
作画はまずまず、どちらかといえばいいほうに見える。キャストは能登麻美子、草尾毅、田口宏子、宮野真守、松来未祐、小林早苗、大原さやか辺りの知っている声優さんが出演している。
あとこの作品の設定は、劇中でも描かれている「超変身コス∞プレイヤー」、その出演者の愛憎劇(?)が描かれた「LOVE LOVE?」辺りとリンクしている部分がある。
改めて見ると意外なほど真面目に仕事に取り組んでいたり馬鹿には出来ないと感じた。しかしその印象を霞ませるほどお色気強調路線が邪魔をしていると思う。今現在放送されているとしたらBGM扱いなのは間違いないが、もしかすると一部のヲタの間では話題になるかもしれないというポテンシャルを感じた。
■蛇足{netabare}
能登麻美子さんの歌唱力、決して上手いとは思えないが、今聞くと新鮮に感じた。
こんな時代もあったのだと、目を細めてしまう。
そしてED担当の亜波根綾乃さん、今は何をなさっているのかわからないが、それなりの旨みはあったのだろうか。
{/netabare}