ががんとす さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
純粋にアニメとしての評価です
こちらも高評価の作品ですねー(^ω^)先月くらいに見終わったのですが2期が始まるというのでちょうどよかったです。
舞台としてはバーチャルMMORPGの世界に入った主人公がそこからの脱出を試みるという。なぜならそこで死んでしまうとリアルでも死んでしまうからさ((((;゚Д゚))))視聴者からすると殺伐ですがウキウキライフですね。
ところが全部見終わった感想としては・・・普通の作品でした(;^ω^)スイマセン
細かい突っ込みどころはどうこう言う気はありません、アニメですし。もちろん設定しっかりしてるに越したことはないですが。
ところがこの作品はラノベ原作で壮大なスケールで情報量が漫画原作と比べて多いと思われるため、それを全部詰め込むことができず1つ1つのエピソードが早く薄い作りになっています。
原作を読めば補完できるのでしょうがアニメで放映してる以上は読んでない人に合わせるべきです。そうしないならファンディスクでいいですからね。
ただそれをすると尺なんて全然足りなくなるでしょう・・・難しいですね(;^ω^)
そのため出会ったキャラのエピソードを重視する作りになってますので最初の事件以外はキリト君の心情描写よりは相手キャラの心情描写を中心に話が展開します。さしずめキリト君はストーリーテラーでしょうか。
もちろんそこでキリト君に助けられたり共闘することがあり多かれ少なかれ好意を持つ描写が出てきます。
このためハーレムアニメと言われることになるのでしょう。
ちなみに女の子はみんな魅力的でかわいいです。
あとこのキリト君のキャラクターは賛否両論あるでしょう。前述の心情描写の問題と俺TUEEE系のキャラなので共感はしづらかったです。
別に俺TUEEEを否定しているわけではなく某有名J○MPバトル漫画や友情漫画も俺TUEEEですがそれらのように修行したり努力したりする描写がなく無条件に俺TUEEEしてるところが引っかかるんだと思います。
性格的にもちょっと発言が上からっぽいところがあって、私もネトゲかじってますが敬語使わない人に会ったことがないのでそういうところが柳楽優弥君が14歳で賞を取った後に徹子の部屋に呼ばれて、「俺」称で発言しまくってた時以来の感覚を受けました。
後ハーレム展開での相手に対する対応などもそれなりにモテてカッコつけてた小中学生の時の自分の黒歴史を見る感覚があったのでそのあたりが自分には駄目だったのでしょう。
あと恋愛描写多めです。さわやか目ではなく結構イチャイチャします。これは恋愛映画好きな人と嫌いな人と同じように好みがあると思いますのでご覧になる方は理解されたうえで鑑賞しましょう。
個人的には私リア充なので付き合ってからのイチャラブは特にいらなかったですw
画像や音楽は素晴らしいので深く気になさらない方なら見て損はないかと。
ただ梶浦さんの音楽は曲調的にもう少しスケールの大きい舞台の方がいいかなとは思いました。どんなに広くて自由でも閉鎖された空間という意識がありますので。
総じていうと恋愛要素75%の冒険ファンタジー物といった感想でした。他の名作と呼ばれる作品とはちょっと毛色が違いますのでまどかやシュタゲなどの名作と呼ばれる作品にあるような予想もしない展開やサスペンス、細かい心情描写などが好きな方は大きな期待はしない方がいいと思います。
尺が倍あれば名作になる気がするんですが最近の作品と違ってこちらの原作はアニメ化意識されたものではないので、どうしてもいろいろと歪みが出てきます。やっぱりアニメ作りって難しいんですね。