Lovin さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原作:浜弓場双(「まんがタイムきららフォワード」連載)
監督:いしづかあつこ
シリーズ構成:吉田玲子
キャラクタデザイン:渡辺敦子
制作:MAD HOUSE
OP:「花ハ踊レヤいろはにほ」
by チーム”ハナヤマタ”
ED1:「花雪」
by smileY inc.
ED2:「花雪」
by チーム”ハナヤマタ”
{/netabare}
■感想
原作漫画は未読でTV放送を視聴。踊る阿呆の話。
少女趣味で内気だが変わりたいと願う主人公はある日、神社で舞い踊る少女に出会う。そして、初めて会うその少女に違う世界に連れて行ってほしいと願う。
翌日学校に留学生として紹介された少女は、神社で出会ったあの少女だった。その少女には「よさこい」を踊るという目標があり、主人公も次第に巻き込まれていく。
この作品の第1話を視聴した際は色々と誤解してしまった。まず留学生が、本当にメルヘン奈世界の住人なのでは、と感じたことだった。
次にあのキャラデザ。特に留学生の眼の周辺が妙に色づいており、「この娘は何か病気を持っているのか?」とさえ感じたので、3話辺りで断念しようと思っていた。
だが、おかしなことに気付いた。「よさこい」を踊るであろうメンバーは4人なのに、OPやEDでは5人居り、残りの1人は満面の笑顔だ。
よくよく考えるとこのキャラは、{netabare}「よさこい部」創設のための部員勧誘の活動を、凄い剣幕で咎めた生徒会長{/netabare}だった。
それからは{netabare}このキャラは何時デレるのか?{/netabare}という興味に、それのみがこの作品の楽しみになった。
その結果、{netabare}生徒会長のデレは{/netabare}満足できるものだった。まあただの{netabare}シスコンと言えなくもないが、{/netabare}それはそれで大変良かった。
それとOPもEDも「よさこい」という和風なテーマに良くあっている。とかくOPの評価が高いが、私はEDのほうが好みだ。
その理由は映像にもある。ラストは日記を閉じるシーンと共に、穏やかでシンプルなメロディで終わるが、祭りの後を描写しているようで趣き深い。
キャストに関しては、申し訳ないがメインの5人の半分以上は存じ上げない。だが、演技の云々は兎も角、声自体はキャラに合っていたと思う。
ラストの展開は予想できたので大きな感動などは無かったが、凄く綺麗な終わり方をした作品だと思う。2人が三年生なので厳しいかもしれないが、続編があれば絶対に観る、そんな気持ちにさせる、快い作品だった。
■蛇足{netabare}
4コマのイメージがあるきらら作品としては、しっかりしたテーマのあるストーリーものは珍しい。
{/netabare}