タック二階堂 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
初見はテンプレのオンパレードと思ったけど…
容姿も成績も体育も美術もごく普通である
14歳の女子中学生、関谷なるはヒロインに憧れる
日々を過ごしながらも、至って平凡な生活を
送っていた。
しかし、始業式の月夜の晩、なるは月光の下で
和装で舞う妖精のような異国の少女と出会う。
見とれていたなるは、その少女、ハナ・N・
フォンテーンスタンドに一緒によさこいを
踊らないかと誘われる。
なるは「よさこい」という
非日常的の世界へと誘われ、自らを輝かせるために
足を踏み出すことになる。
(wikiより)
というお話。
なんていうか、テンプレだらけの初回でした。
・引っ込み思案のパッとしないヒロインが
・打ち込める何かに劇的な出会いをして
・キーパーソンがいきなり転入してきて
・その何かにちょっと心が揺らぐ
もう、その手のは「けいおん!」でお腹いっぱい
です。
中の人のファンには申し訳ないですが、なるとハナの
声がキンキンしすぎて……。
そもそも、ハナは鳥居の上で舞っていたんですけど、
普通に普通の人間の体で話が進んでます。鳥居から
飛び降りるって……。
細かいコメディタッチなのも、微妙にすべってい
ます。無理やりボケている感じ。
褒める点としては、作画はすごくキレイです。
そして、これは観てしまうきっかけになったの
ですが、和風な音楽がすごくキレイなメロディです。
でも、それだけで観続けるのは厳しいです。
初回で断念します。
=====2020年4月、再視聴後、感想です。
コロナ禍で、いろんな作品を観ていく中で、ここでの
評価が高いこの作品に再チャレンジしました。
思えば、あの「宇宙よりも遠い場所」の監督、
制作会社(MADHOUSE)なんですね。
再視聴してみると、なるほど後の「よりもい」にも
通ずる女の子たちの、目標に向かって頑張る感じが
悪くないです。
リアタイ当時は苦手だったメインヒロインふたりの
キンキン声も、上田麗奈さん、田中美海さんで、
慣れると別に気になりませんでした。
最後ちょっと強引な気もしましたが、お望みの結末で
すっきりとまとまりましたね。
そこもまあ「よりもい」にも通じてますかね。
意外と初見でダメでも、いま観ると悪くないってこと
もあるんですね。