「アカメが斬る!(TVアニメ動画)」

総合得点
83.5
感想・評価
2072
棚に入れた
11381
ランキング
323
★★★★☆ 3.8 (2072)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.9

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ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ちゃららーん

帝都の悪を斬る非情の殺し屋集団ナイトレイド。
立身を夢見て田舎から帝都に出てきた少年タツミは
そのナイトレイドの一員として帝都の悪に立ち向かうことを決意する…。


どうやら帝都の『必殺仕置人』になっていく話のようだ。

※1話感想{netabare}
あらすじ等、何の情報も見ないで視聴したのだが
手配書にAKAMEと主役名がしっかり記されていたので判ってしまった
「あぁ、この優しい家族は悪者だ…」と
善悪が反転する事が完全に読めてしまったのは残念至極。
「何やってんだよ下手くそ!驚きたかったのに!」と心でツッコミました。
{/netabare}
丁寧なのか何なのか教科書通りの展開で1話目は驚きなし。いや驚きを潰していた。
視聴者を楽しませるセンスが不足してるのでは?
今後のストーリーも『仕置人』の丸パクりに成らないか心配になります。
それでもこのアニメならではの物が観られる事を願っています。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※2話感想{netabare}
単にチャンバラで悪人退治して行くのか心配したが
ちゃんと革命の志士である事が分かり一安心。
ストーリーに軸があるのなら楽しめそうだ。

といっても本格的にストーリー動くのは次回からの模様で
今回は仲間紹介と初仕事の話。
紹介では仕事での顔と普段の顔が見られ人間味が出てキャラが生きてきました。
そしてタツミくんが仲間になる決心をし初仕事を成功させました。
悪となり悪を斬る。
その覚悟も分かって来た彼と彼らの修羅の道の先には何が待つのか。
アカメの強さも底が見えないので気になります。
{/netabare}

※3,4話感想{netabare}
3話ではナイトレイドの生活&活動と帝都の闇の紹介。
4話でま帝具の特性についての説明。

がっつりと革命へのストーリーが展開されると思っていただけにテンポが悪く感じる。
流石に4話も使って説明されるとくどいです。

しかも1話で感じた通りやはり作りが下手くそでセンスに疑問を感じる。
「帝具同士の戦いではどちらかが死ぬ」とか言っちゃったら
如何にも誰か死にそうなんですけど…なぜ驚きを潰すのか。
フラグが露骨過ぎ…これでだれも死ななかったら逆に驚くけどさ。
【予想】{netabare}教科書通りならアニキ{/netabare}が死ぬと思っています。

バトルは見応えあって良いとは思うけど、
この調子で中二臭いバトルがメインになって子供っぽい話になるのは勘弁して欲しい。
まだ巻き返しに期待はしている。
{/netabare}

【総評】
一応、興味を持ったまま最後まで観られたので「駄作」とは言わないが「凡作」。

ストーリーは単純で悪い権力者を殺しちゃおう!というモノで深みはない。
物語の背景で気になったのは腐敗、圧政、恐怖政治をしている設定の割には
多くの帝都民が気づかず平穏に発展すると言う鈍感さと矛盾に満ちている状態。
(治安だけ見ても相当悪い筈なのに…)
それがコレと言った転機を描かずいつの間にか反政府に傾いていて、
長い物に巻かれまくる愚民ぶりがヒドい。
その愚民の代表キャラがウェイブなのだが途中で存在意義が全く無くなってしまう。
自身で「何のために戦っているのか?」とか言い出す始末。おまいう。
本来はタツミと対になるキャラ(出自は似てるが最初に帝都で触れたモノの差で道が異なる存在)
なので対比・対決はしっかりやり遂げて欲しかったです。

B級アクションものと割り切れるならおかしなストーリーでも有りなんだけど、
肝心のアクションも期待させた割には殺陣や構図が稚拙で一本調子で迫力や面白味に欠ける。
命がけの真剣勝負なのにどこか軽い。
特にラストバトルはデッカイ氷が出てきた分、寒く感じてしまいました。
帝具のバリエーションで誤魔化せていた回もあるけど純粋な剣戟戦になるとボロが出る。
構図・効果・緩急を念頭に今期だとFateと比べると大きな差が見えてしまっていた。

残った見所は「死に様」が目当てになるわけだけど、
途中感想にもあるように先の展開や誰が死ぬのか丸分かりなので衝撃は少ないです。
それに愛着を持たせるほどキャラを大切に扱っていない。
2クールの割にキャラの掘り下げも浅く、
掘り下げたとしてもそれが死亡宣告になってたりするので感情移入する隙がありませんでした。
『殺せば盛り上がる病』にでも掛かってしまったのでしょうか?
その場その場の死を見せる為にキャラが沸き死んで行き、大切な時間を浪費。
イェーガーズ以外のモブ&ゾンビキャラを投入し水増しする必要があったのか疑問ですし
ナイトレイドも小手先の付け焼き刃な恋愛でキャラを重くしようとするのが
浅はかに感じてしまいました。
もっと根っこの所で信頼が繋がっている表現が多く盛り込まれていたら
違って見えたと思います。
気付けば「今日はコイツどうやって死ぬのかな?」という邪な目線になっていました。
感じたかったのはキャラの「生き様」なんですけどね。

原作続いている様なのでアニメとは異なるのかな?
アニメに関しては「死に様が一杯見たい!」っていう希な方以外にはオススメしません。

投稿 : 2015/02/10
閲覧 : 465
サンキュー:

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