ぽんちぃ さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ロボットものが苦手でも…観てみてください。
ありきたりなロボットバトルものが苦手なので、やめようと思ったのですが、これは、そうじゃなかったみたい。
あらすじは、あにこれと他のレビューを参照してください。
観始めたら、面白くなってきて、意外と楽しんで見れました。
SF科学アクション要素に加え、主人公がそれまでと違った価値観に出会い、悩み、成長する過程が描かれた、ヒューマンドラマに仕上がっていました。特に9話以降は、レドが大きな秘密を知り、今までの価値観を根底から覆されることになり、展開も一変するので引き込まれました。
何回も再放送されているので、割と評判もいいのでしょうね。
主人公のレドもなかなか魅力的で声優さんも合ってます。
ヒロインのキャラデザインは、
嫌いとゆうほどではないが、魅力に乏しかった。
明るくていい子なんですが、あともう一歩が足りない、みたいな。
女性キャラで、ずば抜けて魅力的なキャラがいなかったです。
これがもうちょっと違ったらもっと人気でたかも。
むしろヒロインの弟がヒロインぽかった。
ロボットAIのチェインバーが意思をもつ登場人物の一人として描かれていて、主人公のレドとのやりとりで、むしろチェインバーの方が考え方が素直で人間っぽいみたいなところがユニークで好感が持てました。
最後、チェインバーが粋すぎます。カッコよすぎです。{netabare}人間に奉仕するようにプログラムされているから、当然ともいえますが、行動をともにしたのがレドで、信頼を築いてきたからこその行動だったのでしょう。AIも学習する対象しだいで、大きく変わってしまうとゆうことですね。
AIが自ら意思を持ち自分の判断で行動しはじめる、言葉にするとよくある設定ですが、逆の対比で分かりやすく問題提起されていて、面白く観れたと思います。
レドが、チェインバーを想って涙するところも良かったです。{/netabare}
この後のお話を描く続編のOVA
「翠星のガルガンティア ~めぐる航路、遥か~」前・後編もあるらしいですが、{netabare}レドはチェインバーなしでどうするんでしょう。チェインバー復活してほしいです。二人の掛け合いが観れないなんて、ちょっとつまらないです。{/netabare}
そのまえに、Blu-ray BOXに収録されているとゆう
TV未放送の14話と15話も観たいですね。
チェインバーの声は聞き覚えがあると思ったら、
銀魂の銀さんと同じ声(杉田智和さん)でした。
どうりでやることが粋なはずです(笑)
ちなみに音楽は、
OP「この世界は僕らを待っていた」歌 - 茅原実里
ED「空とキミのメッセージ歌 - ChouCho
悪くもないけど、どちらもありふれたアニソンとゆう感じで、特別アニメの雰囲気を盛り上げ、印象付けるものではなかったです。
確認するまで印象に残っていなかったくらい。
この作品で、今一歩足りないのは、
・音楽的要素において平凡すぎてたこと。
・ヒロインがビジュアル的にちょっと古臭い感じで、魅力が足りかかった。
純粋で明るくて健康的とゆうだけでなくもっと惹きが欲しかった。
結構、面白かったですが、人気作となるための嵌るファクターが足りない。
観て損はない良作ですが、惜しいですね。