Lovin さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原案:六月十三
監督:木村真一郎
シリーズ構成:松井一樹
キャラクタデザイン:平田雄三
制作:ティー・エヌ・ケー
話数:1クール全10話+特典1話
OP:「JUMP~メイっぱい抱きしめて」
by P-chicks
ED:「ほんとの気持ち」
by 高橋美佳子
{/netabare}
■感想
DVD放送を視聴。手乗りメイドの話。
お茶の水工業大学の電子工学部電子応用学に通いながら、自宅でロボット研究を行う主人公のもとに、誰かの何らかの意思によって宅配便が送りつけられる。箱を開けてみると、自分の研究するyロボットより遥に優れた会話機能を持つ手乗りサイズのメイドロボが入っていた。
そのメイドロボの代償として料金を請求されるが、貧乏学生の主人公には払える金額ではなかった。料金が未払いのため手乗りメイドロボを回収するべく次々と刺客が送り込まれるが、その全員が普通サイズの女性型ロボットだった。主人公と接触を繰り返すうちに、その刺客たちも主人公のもとに終結していくことになる。
ここに大家の娘が加わるのと序盤の展開の説明で理解できるが、まごうかたなきハーレム作品だ。単純なハーレムラブコメだが、心温まるような話もある。なのにこの手の話にありがちなお邪魔蟲キャラが非常に気に障る。このキャラは上田祐司が担当しているのだか、千葉繁ばりの勢いで叫びまくる。
ロボと繰り返してはいるが、作品内ではサイバドールと呼称されている。
前半はどちらかといえば、手乗りサイズであるが故の苦労が描かれており、後半から{netabare}HAND MAID、手乗りメイドではなくなる。フルサイズになり行動限界範囲も広くなったこと、ハーレム要員がこれでもかと増えたことで、{/netabare}前半とは違ってハーレム色が強くなる印象だ。更に結末では、それまでの展開が嘘のように感じるシリアスな話に発展する。
この作品のキャストは、高橋美佳子、釘宮理恵、南中美、井上喜久子、上田祐司、三木眞一郎、神奈延年、小西克幸と、今では出演作品が余り多くない方も居るが、一昔前のキャストとしては豪華な気がする。そしてスタッフには演出補佐として長井龍幸(長井龍雪)が参加していたりするあたり、個人的に何故か懐かしさを覚えるものがある。
ハーレムものなのでお奨めはできないが、ぼんやり穏やかに楽しめる作品ではあった。
■蛇足{netabare}
柚子の中の人がヒロイン役というのも新鮮だった。
{/netabare}