金柑 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
遊んで、笑って、思いっきり泣いて。
今から少しだけの未来、藤子・F・不二夫にも通ずる「すこし・不思議(SF)」な日常を描いたノスタルジックSFドラマ。ほのぼのとシリアスのバランスがちょうどよく、終盤は涙なしでは鑑賞できない。
この作品は小さな頃に見て、大人になったらもう一度見返したい。そんな作品だった。
もし、自分に子供ができたらこの作品を見せてあげたい。
SF要素といえば、遊び道具がちょっとすごくなって、日々を過ごすのが少し便利になった、ぐらいである。
その世界に住む子供たちは自分の子供の頃となんら変わらなくて、その雰囲気が妙に懐かしく心地いい。
しかし、彼女らもそれぞれに大きな悩みを抱えていて、いっぱい考えて、ちょっと泣いたりして、その演出が素晴らしく切ない。
ちょっぴり大人になるために子供たちは子供たちで懸命に生きているのだ。