Lovin さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原作:大久保篤(「月刊少年ガンガン」連載)
監督:橋本昌和
シリーズ構成:橋本昌和
キャラクタデザイン:小池智史
制作:ボンズ
OP:「monochrome」
by Dancing Dolls
ED:「夕暮れハッピーゴー」
by 春鳥つぐみ(千菅春香)、多々音めめ(悠木碧)、アーニャ・ヘプバーン(早見沙織)
{/netabare}
■感想
TV放送を視聴。パートナーを選ぶ話。
ある日ふとしたことで武器になれることがわかった主人公は、その能力の制御を覚えるための機関「死武専」のNOTに入学することになる。死武専では、武器を扱う職人とパートナーになる必要があるが、二人の少女の間で気持ちが揺れ動く。
NOTとは非戦闘員が通う能力制御の教育を行うクラスで、戦闘員が通う戦闘を目的とした教育を行うクラスはEATと呼ばれている。私は本編を見ていないのでEATのことはわからないが、キャラ的にみると殺伐とした雰囲気のように感じる。
逆に戦闘を行わないNOTは長閑なもので、クライマックス直前までハロウィン用のかぼちゃを育てたり、歌を歌いながら水遣りをしていたりする。残り話数が僅かなのに大丈夫なのかと不安になるくらい緊張感は無い。
幾つか納得のいかない部分はあるとはいえ、もっとギスギスした話になるのかと思った。確かにEATのメンバーが出てくる展開にはなったし、永い旅に出たキャラもいたが概ね楽しめた。ただ、納得の行かない部分というのがなかなかのタイミングで出てくる。
{netabare}例えば、スクーターに二人乗りで現着して帰りは3人でとなったとき、「あなた空飛ぶハルバードに変身しなさい」と言ったこと。確かに空を飛べば早いだろうけど、武器に変身できて一瞬スクーターに乗ることを考えたのなら、やったことの無い変身をするより違う選択肢を思いつきませんか?{/netabare}
この作品では久々に声を出して笑ったシーンがある。クライマックスで{netabare}3人輪になって「魂の共鳴!」と{/netabare}叫んだこと。いや、世界を捻じ曲げてでもたどり着きたかったのはそれかと。叫ばなくても通じ合っているから共鳴しているのでは?
キャラデザは少し間の抜けたような表情に見える。NOTだからあえてそう見えるようにデザインされたのだろうか。
色々と書いてはみたが、監督は「花咲くいろは」や「TARI TARI」と同じで、青い友情話は無難に仕上がっていると思う。
■蛇足{netabare}
野球のシーンは一寸面白かった。
{/netabare}