Lovin さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原作:小島あきら(月刊「ガンガンWING」連載)
監督:木村真一郎
シリーズ構成:山田靖智
キャラクタデザイン:藤井昌宏
制作:J.C.STAFF
話数:2クール全26話
OP:「大事♥Da・I・Ji」
by 佐伯美愛・白石涼子
ED:「僕のスピードで」
by 米倉千尋
{/netabare}
■感想
原作漫画は未読でTV放送を視聴。TV放送時は雑誌連載中で放送終了後に雑誌連載が終了、だったような気がするが、後追いで原作も読んだ。
主人公は絵本作家を目指す美術専門学校生。上京先の住まいは母親の従妹の経営するアパート「鳴滝荘」で、多重人格の女子高生で本作のヒロインである大家とは幼少時に出会っている。大家も大家だが、他の住人も変わり者が多く、終始続く日常回でも十分事件は起こる。
OPなどからラブコメの印象が強いが、概ねそれで間違いない。ただ、脛に傷を持つ住人ばかりなので、時折重い話もある。だが、呑んだくれ、貧乏、腹話術、サイコレズなど住人それぞれに持ちネタがあり、基本的にはコメディ色の強いエピソードが多い。
原作とアニメでは結末が違っていた印象だが、原作の印象が薄いので定かではない。原作は原作で楽しんだ記憶はある。
主人公は白石涼子、ヒロインは新井里美が担当しているが、この二人がラブコメというのは感慨深いものがある。白石涼子は「それでも町は廻っている」の針原春江、新井里美は色々在るが「とある科学の超電磁砲」の白井黒子の印象が強く、私の中では色モノ役ツートップだ。
作画もキャラデザもそこそこ、悪くは無いと思う。視聴に至った理由は、偶々放送を見かけたからで、原作、OP、ED、キャラデザなど、何かに惹かれる要素があったのかはわからない。
EDはガンダムMS小隊(未視聴なので詳細は知らない)あたりで有名な米倉千尋で、割りと好きな曲だ。おそらく私がこの作品を忘れることができない理由はこれだろう。
原作のほぼ最終話近くまでアニメ化されているし今更なので2期などはありえないが、最近は萌えを強調し過ぎた作品ばかりだと思う中、今見ると新鮮に感じる。そういう意味では、最近の作品に多いパターンに飽きつつある方にはお奨めしたい作品だ。
■蛇足{netabare}
新井里美の多重人格者役は、それぞれの人格にきちんとキャラ付けできていて良かったと思う。
{/netabare}