どらむろ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ロボバトルより、海洋異文化交流SF。エイミーちゃん可愛い
ロボット枠、と見せて異文化交流中心のSFアニメ。ウォーターワールドSFか。
高度な文明出身で人間的感情に乏しい主人公が、文明は遅れているけれど人情味のある海洋文明の少女達と出逢って交流していく感じ。
序盤と終盤に激戦はあるものの、基本的にのんびりした展開と雰囲気。
ロボットバトルを期待していた人には退屈かも知れないが、2話以降の世界感が気に入るならば、良いアニメかと。
※2014.07.01投稿のを修正(主人公の名前間違えてた)
※ああっと!ヒロインの名前も間違えてた!エミリーって誰だwww
{netabare}『物語』
文明が発達し過ぎて人間らしさを失っている主人公の視点で、人間的な活力溢れるヒロイン達との交流が描かれる。
SFっぽい日常系の要素が強い。
大半の陸地が沈んだ海上文明の人々の溌剌とした生活ぶりは、レド程でないにせよ活力を失っている視聴者にとっても、感じるモノがある。
主人公が人類の敵として殲滅対象にしていた進化生命体「ヒディアーズ」に対し、ヒロイン達は共存を選んでいる。
次第に判明していくヒディアーズの秘密と関わり方を巡って、生きる意味的な事を色々と考えさせられるストーリーだった。
終盤のラスボスとのバトルは、正直期待してた展開とは違った感。
『作画』
ウォーターワールドの世界観を存分に描いた作画は中々綺麗。
ヒディアーズ戦や艦隊戦、ロボットバトルも悪くは無かった。
ヒロインのエイミーは天真爛漫な可愛さを感じられたし、キャラ作画も満足。
『声優』
文句なし。
機械AIのチェインバー役の杉田さんが面白かった。
『音楽』
水準以上に世界感にマッチしていて満足。
『キャラ』
エイミーちゃん可愛い。女性陣の魅力は高め。
人間味乏しかったがエイミーとの交流で次第に感情知っていくレドも良い主人公だった。
AIのチェインバーもユニークかつ最後まで良いキャラ、彼も本作を代表する一人だろう。
艦隊首脳部の大人達が人間味あって良い感じ、ガルガンティアの皆もそれぞれに生き生きとしている。
キャラクターは豊富であり、SF文化交流アニメとしての質を高めている{/netabare}