どらむろ さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ラストが惜しい
エルフェンリートの作者らしく、残酷極まる運命背負わされた少女達と主人公が立ち向かうお話。
悲劇的要素の強い異能バトル&ハーレムラブコメ&生と死ギリギリのシュールギャグ。
凄まじく絶望的な状況にも関わらず割と呑気に見えるギャグや掛け合いはシュールで、独特の魅力はある。
かなり残酷なグロ注意。
{netabare}『物語』
知れば知る程に絶望的境遇でありながら死に抗い生きようとする(主人公が生かそうとする)健気さに惹かれる。
置かれた状況からは考えられない程の呑気さも、死が身近だからこそ精一杯生きたい想いが伝わってくる。
良い感じにラブコメや微エロで和むのも、仕方が無いと納得。
全般に(作者が)ワザとなのかそれとも天然なのか判別出来ない程のツッコミ所満載なのだが、それすらも(この作品なら仕方が無い)と思ってしまう。
極限のシリアスと呑気なギャグやラブコメが紙一重で同居する展開は、全く飽きさせなかった。
ベタだが少女の死は、泣ける要素だった。
惜しむらくは後半駆け足過ぎて、異能バトル物としても中途半端感が酷かった事。
あまりの端折りっぷりに失望。それでも中盤までならかなり良作。
『作画』
ヒロイン勢は少々固い印象あるものの十分可愛い。
日常パートの演出も中々。
『声優』
特に不満無し。
涙堪えるシーンの多くで、ちゃんと悲痛な想い伝わってきた。
逢坂さんが上手かった。幼児退行の泣き真似は見事。
『音楽』
まずまず。
『キャラ』4
キャラの魅力は十分以上。
主人公は天才だが全く嫌味を感じないし、ヒロイン達も死と隣り合わせの境遇で優しさ失わない良い子ばかり。
日常パートでも個性的なラブコメやギャグを披露してくれる。
研究所側はイマイチ面白味が無かった。{/netabare}