ひげ さんの感想・評価

4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

open the eyes !!

数寄者ではしらないヤツはいない超名作ゲームのアニメ化。
現在では珍しい古典的な正当ＳＦ。
数々のＳＦ作品をリスペクトし、すべての原典『タイムマシン』が基礎になっている。一部用語やストーリーはそのままです。

舞台は『秋葉原』のみ（商工会協賛のため店舗は実名ｗ）、タイムリープの方法が独特、厳密にリープしてるとはいえない？。携帯電話が作品のキーアイテムであり大げさなアイテムは基本でない。登場人物が極端にすくない。
たったこれだけで壮大なＳＦストーリー、ゲームシナリオを書いてしまったことは脱帽もの。シンプルなぶん入り込みやすいというか。
主人公オカリンの台詞に賛否がわかれますがｗでもあれにはちゃんと理由があるんです。実際は厨二病でないのは明らかです。そこを最後まで観てあげてほしいです。


アニメ版はＰＳＰなどの販促に作られており、発売日あたりの演出が心にくい。まったりすすんで一番いいとこで発売日が来るという。計算されたシリーズ構成。
発売日がすぎると怒涛の展開に。
そういった目的で作られているため予算がないのか・・作画は動きが少なくけっこう残念。

この手の作品の宿命だが話がむずかしいのと、ＳＦの基礎をしらないと人物がしゃべってることが理解できない。
なのでアニメ独自の演出、シナリオ構成で人間ドラマに主軸を置いている。
ゲーム未プレイ者でもなんとなく理解できるようにしてある。

それでもたぶん意味がわからないひとはまったくわからないだろう。そこで評価が大きく分かれてしまう。
アニメなのでいちいち説明していると尺がいくらあってもたらない。
しかもほぼすべてのシナリオに触れてるという。
なかなかの出来ですよ。
正直ゲーム既プレイ者としては良改変です。良くぞまとめ上げたと・・。あれ？ってところはゲームやってください・・。
既プレイへのサービスもあるぜよ。
後半はテンポ重視で重要事項以外ははしょられてます。

ゲームではオカリン、クリスティーナとダルが親切に説明してくれます。用語集もあり。

個人的にはゲーム先やって観るほうが面白いと思います。
意味不明だがおわってみれば、なるほど！なゲーム版主題歌は名作。

キャストもアニメだから同時収録したせいでしょうね。プレイ済みってのもあるのかね。
ゲーム版と違って同じ台詞なのに全然印象がちがう。
オカリン、フェイリスに関してはもはや別物。プロ魂見せていただきやした・・・。

視聴、プレイ後には現実へのポジティブなメッセージが爽快な気分へと誘ってくれます。


最後に・・この作品が誇るサイコーにセンセ－ショナルだったことは{netabare}散々助けようとした、そして助けた幼馴染を出し抜いて、紅莉栖にほれてまうやろーっていう・・お話ね。まぁプレイヤーしだいなんだけど。納得いくキャラクターだし、今井さんが可愛いわよね・・・{/netabare}