退会済のユーザー さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ってなんでですかぁ
本作はギャグとシリアス、オリジナルとパロディが上手く融合し、全体的にバランスの良い構成になっている。
また、魅力的なキャラクターが多い。
アルセーヌの心理描写は他の怪盗とは違い、二つの人格が明確に区別されており、彼女がミルキィホームズとの交流を通して、二つの人格を統合していく過程は「母性」をキーワードとして綺麗に説明されている。
かまぼこはミルキィホームズの「結束」を象徴しており、彼は視聴者にとっての視覚的なガイドラインでもあった。
かまぼこというキャラのおかげでミルキィホームズの独特の世界観を理解するのが容易になる。
そして、ミルキィホームズの精神的成長が上手く描かれており、前向きに生きていこうとする姿勢がトイズを取り戻そうとする過程やアルセーヌとの交流で確実に培われる。
最終回直前で人間としての生き方を示したシャロであるが、アルセーヌとの交流があったからこそ、確立することができたのだろう。
さらに、次回予告の映像におけるネタバレの回避は絶妙である。
ナレーションが「犯人は私だ」と述べるのはその予告が真実ではないことを伝えたいという意図がある。
ギャグが面白いのは言うまでもない。
見所は沢山あるので、何回見ても楽しめる作品だと思う。