たんぽぽの花 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
切ないけど、幸せって?私は涙が流れました。
黄昏乙女アムネジアを最初見た時、ハーレム学園物か~って思いました。
でも、話が進んでいくと、段々と人間の闇を表現し怖いのもあり、悲しい事も有りのお話でした。
創立60年以上の私立誠教学園には一人の幽霊がいる。それは夕子さん
でも誰も彼女を認識できないのだが、新谷貞一は迷い込んだ旧校舎で夕子さんを見てしまう。それから夕子さんは貞一に取りつき、怪異調査部などを作り、一緒の時間を過ごすが、もう一人の夕子の存在を知る。
それは、夕子の負の感情を押し付けたもう一人の夕子であった。
夕子が元々亡くなったのは、村に疫病が流行り、神社の後に学校を立てた事が原因だと、決めつけ、それを鎮める為に人柱(生贄)をささげる事になり
夕子が不運にも選ばれてしまった。足の骨を折られ祠のに閉じ込められた夕子は、恐怖と絶望でもう一人の夕子を作ってしまった。そしてそれを怨霊と村の人間は恐怖し、夕子に近づかなくなる。
2人の夕子は一人で無いと本当の夕子とは違う存在である。夕子の過去をもう一人の夕子に触れる事で全ての真相を知る貞一は2人の夕子を一人に戻す決心をするのだが、、
内容は作品を見て下さい。なんだか悲しい気持ちに涙する場面も有りました。(私が)
日本でも、外国でも人柱の話は残っていますが、当時の人にとってはとても
重要な事だったのかも知れませんが、もし嫌がる人を生贄にしていたら
それは、とても悲しいですね。
人は人以上にはなれないし、人以下にもなれません!表面的な部分では
でも、心に優しさを持てば、人を幸せにする事もできます。
逆に闇を持てば人を傷つける。解かっているのに本当にこのバランスが
取れていない人が大半だと思います。
私たちは人としてこれからを、どうやって生きて行くかは自分でしか
決めれないのです。そして黄昏乙女アムネジアの作品達に出会い優しさを
少し分けて貰いましょう。