Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
"さあ、ゲームをはじめよう。"
この物語の主人公は、『 』(くうはく)。空と白の二人の義兄妹です。
「『 』に敗北はない」とか「ゲームは始める前に終わっている」などと豪語するのですが・・・
さすがそれだけの事を豪語するだけの実力の持ち主で、その強さはもはや都市伝説レベル・・・
ある日、ネットチェスに挑まれた二人は苦戦するも何とか相手を退けるのですが、その相手・・・神さまだったのです^^;
『 』にとって現実はクソゲーだと考えている二人を、神さまは異世界に飛ばしてしまうんです(゚o゚;;
そこは、十の盟約の基、全てがゲームによって決まる世界だったのですが、そこは人類が他種族からの攻撃を受け、滅びに瀕していました・・・そこで『 』が立ち上がり、物語が動いていきます^^
奇想天外のゲーム内容と、思いもよらない『 』の連携プレイなど、序盤から見どころ満載の作品でした^^
十の盟約がとても分かりやすいと共に、この作品の面白さに拍車を掛けています^^
【一つ】この世界におけるあらゆる殺傷、戦争、略奪を禁ずる
【二つ】争いは全てゲームにおける勝敗で解決するものとする
【三つ】ゲームには、相互が対等と判断したものを賭けて行われる
【四つ】゛三゛に反しない限り、ゲーム内容、賭けるものは一切を問わない
【五つ】ゲーム内容は、挑まれた方が決定権を有する
【六つ】゛盟約に誓って゛行われた賭けは、絶対遵守される
【七つ】集団における争いは、全権代理者をたてるものとする
【八つ】ゲーム中の不正発覚は、敗北と見なす
【九つ】以上をもって神の名のもと絶対不変のルールとする
【十】みんななかよくプレイしましょう
そして、何といっても『 』の格好良さは別格でしたね^^
ゲーム内における空の知識と相手との駆け引きによる先読みと、計算に裏付けされた白の先読み・・・
回を重ねるたびに着実にレベルアップしていくので、見ていて飽きることがありません^^
『 』のCVもキャラの良さを確実に後押ししていたと思います。
特に白の様な透明感のあるキャラを茅野さんに演じさせたら右に出る人・・・いないんじゃないかな?
と思える位、抜群の演技だったと思います^^
監督はいしづかあつこさん・・・『さくら荘のペットな彼女』の監督を務められた方です。
この作品でも透明感のあるましろちゃんを演じたのは茅野さん・・・繋がりがあったんですね^^
でも、個人的にびっくりだったのは、獣人種(ワービースト)の初瀬 いづなちゃん・・・CVは沢城さんだったんですよね(゚o゚;;
沢城さんの声のトーンには特徴があるので、普段は直ぐ気付くのですが・・・
今回はエンディングのテロップを見るまで全く分かりませんでした^^;
流石沢城さんです♪
物語の方は・・・この世界には16の種族がいるそうなのですが、ごく僅かの種族しか出てこなかったので全体的には、まだ序盤なのだと思います。
原作は既刊で6巻まで出版されているとの事ですが、すごく気になるのが筆者である榎宮祐さんが2011年に胃がんと診断され出術を行い、現在でも予防治療を行っているとのことです。
執筆もイラストも手掛けられているようですが、再発しては元も子もありません・・・
しっかり養生しながら、是非この物語を完結して欲しいと思います^^
1クール12話の作品です・・・間違いなく私の中で2014年春アニメのTOP10に入る作品でした^^