Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
サンキュ、サンキュー・・・愛してんよ^^
1996年から1997年にかけて原作が連載されていました・・・2002年には劇場版も公開されたこの作品・・・何故今になってアニメ化されるんだろう・・・これが気になって視聴を始めた作品です。
原作も劇場版も未視聴で臨んたこの作品ですが・・・序盤は正直作画に慣れませんでした^^;
キャラのデザインも漫画の様な独特のコマ割りも、良く言えば昔風・・・
でも、作画に慣れたら面白くなってきましたね・・・特に、後半の躍動感は半端無かったと思いますし、あの躍動感はこのキャラデザならではの醍醐味だったのだと思いました^^
この作品には「ペコ」「スマイル」という2人の幼馴染が卓球に向き合い・・・己自身に向き合い・・・そして成長していく様が描かれています。
ペコは、小学生の頃から卓球が上手で、誰もペコには勝てませんでした。
そのため、「自分がてっぺん」という状態で満足し・・・満足すると人って自堕落していくのですが、その典型だったと思います。
部活にも満足に参加せず、真面目に練習もやらない・・・
その結果、突きつけられるのは「こんな筈じゃなかった」という現実・・・
一方、スマイルはペコから卓球を教えて貰って、この世界に足を踏み入れるのですが・・・
顧問の先生から才能を見出されて・・・特訓の日々を送るようになります。
普段から寡黙で何を考えているかサッパリ分からない・・・という感じの彼ですが、幼い頃のペコとの思い出をとても大切にしている優しい心の持ち主でした^^
スマイルの才能に気づいたのは、顧問の先生だけではありません。
最強と呼ばれる海王学園卓球部の主将であるドラゴンこと風間竜一も彼の才能に気付き、海王学園にスカウトするのです。
卓球が強くなりたければ、整った環境とライバルが必要だというのが風間の持論・・・
それに対するスマイルの答えは・・・その結果は本編をご覧下さい。
そして、ペコですが・・・「タムラ卓球場」のオババが、どん底に落ちていた彼を救い出し、物語は新たな局面を迎えます・・・
そして訪れたインターハイ・・・勝利の女神は誰に微笑むのでしょうか・・・?
途中からキャラデザも作画も慣れてきたのですが、中盤以降は「味のある作画」に印象が変わりました^^
その理由は、卓球の試合で選手達が見せる圧倒的な躍動感と必死さ・・・アニメだから表現できた、というシーンが随所にあったと思います^^
そして、決勝戦・・・
もうちょっと見たかったというのが本音です^^
1クール11話の作品です。
作画に抵抗が無ければ面白さを感じる事のできる作品だと思いました。