Lovin さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原作:天王寺キツネ
監督:加戸誉夫
シリーズ構成:荒川稔久
キャラクタデザイン:高見明男
制作:XEBEC
OP:「I.N.G.」
by sweet ARMS(野水伊織、富樫美鈴、佐土原かおり、味里)
ED:「ひめくり」
by 佐土原かおり
{/netabare}
■感想
原作漫画は未読でTV放送を視聴。擬人化された銃器が通う学園の話。予備知識がなかったため、この設定を理解するまで数話を要した。
初等部はサブマシンガン、中等部はアサルトライフル、高等部はバトルライフルが擬人化された生徒達が通う学園生活を描いた作品。ミリヲタではない私には馴染みのない銃器が多く、擬人化という設定の理解に苦しんだのも関係しているのだと思う。実際サブマシンガンとアサルトライフルとバトルライフル、それぞれの違いは知らないし特に興味もない。
生徒達は自らの型番に因んだあだ名で呼び合っている。FNC=ふんこ、M16A4=いちろく、SG550=しぐ、L85A1=える、といったところ。捻りもないうえかなりの無理もあるが、そういう部分は擬人化の時点で諦めるべきだ。
クライマックス以外は概ねコメディで終始する。中盤から徐々にクライマックスに向けて徐々にシリアスさが増していくので、突然過ぎて驚くようなストーリーにはなっていないが、個人的にはそれまでの緩い展開のまま終わってほしかったと思う。
その理由は中盤にあった、L85A1は故障が多く鈍臭いという設定なのだが、彼女には根性という武器があるというエピソードにある。口数の少ないL85A1が劣勢に立たされながらも根性で何とかしようとする姿が描かれており、心温まるな話だったので、その雰囲気を貫いて欲しいという思いがあった。
キャラデザ的には特に気にならないが、体型は銃器とは思えないドッシリ感があり全体的に安産型、肌の質感がモッチリしているように見える印象。
着眼点というか発想というか、新しいといえば新しいのかもしれないが、最後の真面目な話はやって欲しくなかった。銃器だからということなのかもしれないが、銃器だからこそのんびりした日常系だけというギャップが良いと思った。
■蛇足{netabare}
M16は週刊誌の巻末にモデルガンの広告があったので知識としてはあったが、M16某なのかは覚えていない。
今思えば、ミリヲタとしてはそこが重要なのだろうと思う。
{/netabare}