せいじ08 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
やっぱ、あやせじゃね?
1期2期総合のコメント。
私には妹がいます。
私が高3の時妹は上京、高校入学しました。
思春期だった兄妹は仲良く話す事はなく、ケンカばかりでした。
私は妹がウザかった。妹も私に良い印象はなかったはず。
当時私には彼女がいた。しかも、妹と同じ歳。
しかし、妹とはまったく違い愛らしい存在だった。
その時思った、この世で一番一緒にいてはいけない存在は妹なんだと。
声優アイドルになる為上京し、住まいも実家から離れ千葉の親戚の家でお世話になった。
ウザくても実妹。やりたい事の為に進み、自分とは離れて暮らしてくれるという、なんだか反する状況であるのに、私には二重の喜びだった。
上京後2,3ヶ月して私の携帯に妹から着信があった。
でると妹は、「今電車でドコに向かうところ、何をしに行く」といった一方的な話だった。
私は自転車に乗っていた為無愛想な返しをしていた。
後で母親から「あの時チカンにあっていた」ときかされた。
田舎娘が体験した恐怖は当時の私には想像できなかった。
実は今でも結構気に病んでいる。
思春期を終え今なら京介のような事もできるのだろう。
しかし時は遅く、それ以来妹からヘルプどころか着信すらなかった。
時はさかのぼり、兄妹がまだ一緒に暮らしていたころ、妹は何度か私の留守中に私の部屋にしのびこんで漫画を読んでいた。CDを持ち出していた。
私も思春期。部屋に入ってほしくない。
妹は履いていたスリッパを証拠として残していく。
コイツはバカなのか?何か意図があるのか?
その時妹が声優を目指していたのは知っていた。
漫画もいくつかあった。
腹いせに自分も入ってやれと、妹の留守に入った。
少年、少女、青年漫画とあった中で店頭で見ない漫画があったので見てみた。
BLだったorz
自分がしのびこまない、妹に興味がないと思って隠してなかったのか?
それ以来私は妹の部屋には入らなかった。
今までこのアニメは回避していた。
タイトル的に妹と恋愛する話か?と思っていたので、
妹と恋愛などありえん。一緒に育ったからこそありえん。
妹という存在は産まれた時から玩具、食事、親を取り合う敵なのだ。
かの○物語で浩Cも、
妹萌など妹を知らない者の発言。
萌要素など全くない。
女性の上目使いは最強でも妹では萎える。
だから妹ものには興味がない。
しかしこの作品は評価が高かったので観てみた。
観だしたら、数年ぶりに妹から相談メールが来た。
あの時の二の舞は踏むまいと思い、妹味方主体で応じた。
のかが良かったのかわからないが、最近よくメッセージを交わすようになった。
この作品を観ていて他人事に思えないところがしばしばある。
アニメ、声優アイドル、千葉、BL、まるでタイミングを待っていたかの様な妹からの人生相談、妹ではないが私にも八重歯がある、初めての彼女は黒猫の様なイメージ。
違ったのは、妹を引き止めなかった事。
モデルは私たち兄妹か?
総合的にこの作品はおもしろい、OP ED毎回変えるってすごくね?気合入ってる?上の方たちが、しかし棚に入れる程では個人的にはなかった。
しかしこの作品には運命めいたものが感じられたので入れることにした。
この作品のおかげで妹への接し方を考えさせられたのは事実だが、
観終わった後なんだか消化不良な気分にさせられた。
伏線を2つ発見したがストーリー的に続かないようなきがするのだが、
回収忘れ?映画?ゲーム?
最後に、実妹がいる私には実兄である方たちに言わなければいけない。
「妹がいる君はやはり俺妹を観るべきではない」