クレモナロープ さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
魅力的なキャラクターとシリアスな笑い
脚本は突っ込みどころが多い。
全員女子のクラス。表向きは普通の学園生活だが…
だが本当の目的は暗殺ゲーム。
主人公以外全員暗殺者。主人公を殺せばなんでも好きな願いが叶えられる。
このゲームが行われた理由は終盤明らかになる。
人を殺めたことのない暗殺処女は主人公を守ることを決意する。
逃げる主人公とそれを守る暗殺処女 VS その他暗殺者の戦いとなる。
予告状を出さないと手を出してはいけないというルールがあるので、基本的にみんな仲良くしている。その日常と暗殺のバランスがなんとも言えずB級っぽい。暗殺シーンは{netabare}最初に不意の一撃を食らわせ、あと一歩というところで阻止される展開が多い。{/netabare}
本当に暗殺者?というほどツメが甘い。そこが脚本の気になるところ。
それでもこのアニメを嫌いになれないのはキャラクターが全員女子というところだろう。かわいい顔をした女子がドジって失敗する。本人たちは真面目にやっているのだろうけど、笑ってしまう。暗殺者をテーマにした作品はいくらでもあるがそれらに比べたらおままごとみたい。でもそれがこの作品の味なのかもしれない。
音楽は気にならないレベル。
作画、声優も無難。
すべてのキャラクターが確立されていて魅力的。
デザインもしっかりとしているし一人ひとりに物語がある。
だが、尺の問題か、掘り下げ方が不十分に感じた。
それを補完するために二次創作が盛り上がっていくかもしれない。
軽く消費できるB級アニメとして最後まで楽しめた。