過たる さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
アルモニって何だ?
題字を見て、まずアルモニって何だ?と思った。
見慣れない単語だなと。
そう考えてる間にシーンは移っていき、取り敢えず保留。
舞台は、学校の教室。
クラスメイトがかなり崩した俗っぽい言葉を交わしてる。
下ネタっぽい表現も有ったりして、
なんだかとてもリアルで臨場感が有り、見ていてドキドキする。
主人公の男子生徒の視線の先には、清楚系の黒髪女子が。
この時点で、この作品が学園ラブコメの類かな?と推測。
冴えない主人公と正反対なヒロイン。
話し掛けようにも、接点が無い。
それでもお近づきになりたい。
どうやら、この作品のテーマは
”どうやって気になるあの子を振り向かせるか”
そんな気がした。
冴えない主人公。でも特技が有った。絶対音感。
充分凄い能力だと思う。羨ましい。
ある時、主人公がヒロインの音楽プレーヤーの楽曲を聴く。
その楽曲が、2人の接点を構築していくことになる。
そして、作品を観終わったときに、題字を眺めると
あー、そういう事か。と納得した。
題字がカタカナ英語だったら、ありふれていて、振り向きもしなかっただろう。
30分程度の限られた時間で、これだけ魅力的な作品に仕上げるのは素晴らしいと思う。
計算してるのか不明だが、必要な情報を全て視聴者に提供せず
各々が自由に想像して補完する余地を残しているように思う。
すなわち、それぞれ違った世界観が創造され、幾つものアルモニが・・・