ekatnij さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
”本物”を求める、孤高のダークヒーローのお話。
~ストーリー~
主人公の比企谷八幡は高校生、”ぼっち”の高校生活をそれなりに楽しんでいたが、生活指導の先生に目を付けられ、その”歪んだ性格”をなおすために、と無理やり奉仕部なる活動不明の部活に参加させられる。そこには校内でも有名な才色兼備の同級生、雪ノ下雪乃が。彼らはそれぞれのやり方で、奉仕部に舞い込むさまざまな課題に向き合うことになる。
~感想など~
よく思うのですが、高校生のときの友達なんてそれほどその後の人生で大事ではありません。笑
主人公のヒッキーこと八幡がとあるエピソードでも語っていますが、小学生の友達で、高校でも密に連絡をとっている友達なんて1%くらい。それほど小中高の友達なんて、長い人生のなかで接点は薄くなってしまうものです。
ですが!
ヒッキーは「本物」が欲しいといい、それを求めます。
つまりです。「100人友達」はいらないのです。たった一人でも、本気で向き合える友人ができればそれで儲けものなのです。広く浅く付き合うよりも、たった一人の相手のことをよく知りたいと思えることが大事。
”ぼっち”の主人公ですが、彼は彼なりに一人でいることの良さを説きますし、それは往々にして正しい。
ブラック日―ローともいえる主人公比企谷くんですが、彼の哲学はかっこいいなと思えます。
きっと奉仕部のみんなはきっとずっと本物の友達でいられるんだろうな。と思うと、すごく羨ましいです。