にゃっき♪ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
盟約に誓って(アッシェンテ)
異世界を舞台に、都市伝説と囁かれるほどのゲームの天才が活躍するファンタジー作品です。
ネットゲームの世界で無敵の存在である天才的ゲーマーの「 」(くうはく)とは、重度の引籠りの兄妹である兄の空(ソラ)と妹の白(シロ)のコンビです。
「 」はある日突然、ネットで強敵からチェスの挑戦を受け辛くも勝利しますが、その相手とは、争いを禁じ、すべてがゲームの勝敗で決まる「十の盟約」に縛られている異世界ディスボードの唯一神であるテトでした。人類(イマニティ)だけでなく知性ある十六種族(イクシード)が生息しているディスボードに、テトによって連れていかれたソラとシロの前には、種族の存命を賭けた凄まじいゲームの数々が待ち受けていました。
様々な女性キャラと、バラエティに富んだゲームが両輪になる作品ですが、女性キャラの方は申し分なく豪華です。シロはもちろんの事、イマニティの国家であるエルキアの姫のステフや貧乳のクラミーに始まり、背中に羽根のあるフリューゲルのジブリールや、獣耳にもふもふ尻尾のワービーストのイヅナなど、必ず気に入った女性キャラが見つかるのは間違いないと思います。
ゲームの方ですが、時間の制約があったのはやむを得ないとは思いますが、原作と比較するとゲームの核心部分の描き方が明らかに不足しています。
ゲームそのものの駆け引きや、可能性を潰していく事で正解に辿り着く過程があっさりしていて、視聴者にしてみれば、何だかわからないうちに勝利してしまうように思えるゲームもあったと思います。ゲームパートに興味を持たれた方には原作を一読なさる事をお薦めしますが、これってやすやすと販促に釣られてしまってますね^^
ゲームパートの特長ですが、ゲームに勝利して異種族を討伐するのではなく、時にはゲームシステムを活用して、自分の記憶や目的を相手に直接伝えるようなケースもあるように、友好かつ信頼できる関係を築く事に主眼が置かれています。唯一神テトに対抗するために仲間を増やしていく長旅はまだ始まったばかりで、続編が待ち遠しいです。