「悪魔のリドル(TVアニメ動画)」

総合得点
66.9
感想・評価
1052
棚に入れた
5621
ランキング
2690
★★★★☆ 3.4 (1052)
物語
3.1
作画
3.4
声優
3.4
音楽
3.4
キャラ
3.4

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ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やったね、みんな生きてたよ!

ツッコミどころ満載!シリアスアニメだとは思うべからず。
まずそもそもの設定。予告を出す時点で暗殺と呼べないのでは?怪盗じゃないんだからさ。毎月第3週は暗殺ウィーク!とかにして、その一週間は誰がいつ襲ってくるかはわからないって感じの方が緊張感出ただろうなあ

暗殺者優しすぎ
あいつら絶対本気で殺す気ないだろ!
・じわじわいたぶるのが趣味だからって、ここ1番って時なんだから眠らせた時点で殺せよ!
・ゲームとか言って救済方法作らなければもう積んでたのに…
・東と同じようにとか言ってないでさ、突き落とそうとせずに手に持った得意のナイフでさっと首切ろうよー

などなど、あまりにもな展開で確実に助かると頭で理解してしまった。緊張感の欠如。途中からああ、今週はこの子が退場するんだなーって思ってしまっていた。でも、兎角が人を殺せなかったワケ、過去の話は良かったです!謎の呪いではなく、母の深い愛に守られていたんですね…


ん~って部分もあったけど、伊助さまや純恋子さまの活躍を期待して最後まで観ちゃった。
けっきょくこんな舞台を用意したのは
晴を本気で殺すためではなかった!
一族に存在する女王としての力を開花させるため。
では、黒組の生徒たちが望んでいた願いは最初から叶うはずのないものだったのか。晴を女王にするための犠牲…
しかし、プール回での
伊助さまの本部の真意を疑う言葉から察するにそのような事情を知らないでいたはず。
ということはどうも暗殺者に手を抜かせていたのは本当に晴の女王の力だったようだ。でなければ正々堂々!とかいって
敵に壁一面の武器を用意するわけないですよね?お嬢様


ラストでは
晴に予告を出すことにした兎角…あれ?予告状破り捨ててなかったっけ??
刀を持っていたほうがニセモノで、後から登場して晴を守っていたほうの兎角が本物と思わせておいて・・・。もうひとりの兎角は葛葉の事情に詳しいわ、ナイフが頭をすり抜けるわ、その直後呪術の紋様が一瞬映る演出が出るわ…なんとニセモノは守ったほうの兎角だったのだ。

ということは、けっきょくニセモノと思わせて本物だったから、やっぱり兎角が予告状持ってたのは???です。1話で破ったと思ったが記憶違いか、はたまた予備をもらっていたのか。まあ深く考えることじゃないけど




兎角の決意
自分がプライマーの力で操られていたわけではないことの証明。それは自分の為だけではなく、力の存在に悩む晴の為に。だからって、ずっと命懸けで守ってきた晴を殺そうとするとは…!
 けっきょく無意識のうちに女王の力は働いていたが、兎角だけは別だった。他の暗殺者たちはその力の影響を受けお粗末な襲撃になっていたが、兎角だけは自分の意思で晴を守っていた。そういうことなんでしょうか。
そういう能力持ちの設定なら暗殺バトルのあの緊張感のなさも仕方ないや。

違う視点で観ると…
{netabare}
女王の力で敵は本気を出せない、バトルものの設定としては緊張感が出ないし致命的なミスなんじゃ…とも思いましたが、もしかしてこれは世にはびこるバトル作品に対する製作陣からの皮肉なのかもしれません。
女王の力と主人公補正、このふたつって似てませんか。前者は公式設定で後者はそうじゃないだけで。
バトルものだとよくありますよね?どう考えても殺されてただろ!ってとこで主人公は奇跡的に一命を取り留め、死ななかったり、変なアイテムで復活して敵を倒したり…。
晴ちゃんだけじゃなく、世の作品の主人公級キャラたちは皆プライマーなんだ。シリアスにやってるように見えてもけっきょく主人公たちは助かる。とんだお笑い種だぜ!でも、そんなお約束をわかったうえで、アニメを楽しんでみることができるかどうか?ご都合主義を許せる広い心を持てよ!って意味で
「世界は赦しに満ちている」に繋がるんじゃないか?
湯船に浸かりながらそんなアホな考察をしてしまいましたので追記しときます。

{/netabare}


怒涛の生存ラッシュ!!
いやあ、本当に良かった。まさかみんな生きてたとはね、ペルもびっくりさ!
ロミジュリ回の切なさはなんだったんだよ!とも思ったけど、人が死んじゃうより生きてたほうがいいに決まってるよね!いや、そんな当たり前の倫理観持ち出してもしょうがないとかいわないでください!
あの二人はこれからも上手くやっていけそうでよかった。
みんな暗殺に失敗して人生終了したかと思ってたけど、黒組に来る前より輝かしい人生を歩みだしたみたいで。まさかここまでのハッピーエンドになるとは誰も予想できなかっただろう!


ただ晴の卒業式が先生とマンツーマンだったのは流石に可笑しいだろう。
えっ、一人だけ別?たしかに特別クラスだけど卒業式もほかの一般生徒と一緒にやらないの?って疑問に思わなかったのかな、先生は。
一番器のデカいキャラは間違いなく担任の先生です。

投稿 : 2014/07/05
閲覧 : 293
サンキュー:

12

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