OZ さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
謎解き皆無の宝探し
原作のライトノベルは未読だが
アニメ『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』で
監督を務めた亀井幹太さんが監督を務めるらしく
観てみる事にした2014春アニメ
■謎解き皆無の宝探し■
舞台は学生が80%人口を占める
別名 学生特区と呼ばれる人工島「七重島」
主人公 八真 重護が住む下宿先
「幸せ荘」の大家さん以外
大人が登場する事無く(重護の父は声だけなので)
最新設備の整った町は
どこかのとある学園都市の様だ。
タイトルに埋蔵金と銘打ってあるが
実際は宝探しに近い感覚で
謎解きもありそうで無い。
キャラクター同士の掛け合いや
テンポは良いのだけれど
説明不足が多くみられる為
置いてけぼりとまではいかないが
構成の粗さが目立つかな。
キャラクターデザインは可愛いだけに
惜しい仕上がりなんだよね。
■クソメガネ■
声優 杉田智和さん演じる戦場 緋夜の台詞。
冒険部 部長の唯我 一心を
彼は度々 ”クソメガネ”と呼ぶのだけれど
「茶くらい出せよクソメガネ」
「面白い事が言えるようになったじゃないか クソメガネ」
「ずいぶんと生意気だなぁクソメガネ」等
語尾がクソメガネなんじゃないかってくらい
必要以上に連呼するので
思わずクスっとしてしまったね。
最後は「せいぜい頑張ることだ じゃあまたな唯我」と
名前で呼ばれて良かったはずなのに
癖となってしまった今
クソメガネが聞けなくなったのは少々残念である。
うーん もう1度聞きたいなぁ。
■謎が謎を呼ぶ最終回のCパート■
多くの謎に包まれたまま迎えた最終回だが
ラストCパートで更に謎が深まったね。
ED最後に戦場さんが
雪姫と鷲に捕らえられているカットを見て
「?」となったが問題はその直後。
血に塗れた吉野 咲希の学生証を手に取って眺める唯我 。
次に赤い目をしたゆんちゃんが
「死にたくない・・・死にたくない」と呟きながら
宝箱が出てきて”777”の数字を残してEND。
読んでいて意味が分からないのだけれど
本当に訳が分からない終わり方だったな。
一体 最後のは何だったんだろう?
■あとがき■
掴みは良かったのだけれど
中盤以降 右下がりに下降し
最終回も投げっぱなしなので
評価は低めになるかな。
結局 伏線も回収されずに終わってしまい
・七々々コレクションの存在とは?
・怪盗団「祭」の本当の狙いは?
・冒険部 初代部長 今生さんはどこに?
・スリー・スカルの女ボスの目的は?
他にも謎が残るが
キャラのやりとりを含め
嫌いではなかったから完結するまで観たいところ。
スッキリしない終わり方なので
2期が無ければ
七々々ちゃんより先に成仏してしまいそうだ。
満足度 ★★★★★☆☆☆☆☆ (5)