「這いよれ!ニャル子さんW(TVアニメ動画)」

総合得点
77.9
感想・評価
1597
棚に入れた
9812
ランキング
588
★★★★☆ 3.7 (1597)
物語
3.3
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

切れは悪くなったかなあ

 原作は未読。
 パロディ満載な感じは1期と同じだったが、1期がどうでもいい話(失礼)を土台にパロディが
散りばめられていたのに対して、本作は土台の話そのものがパロディである回が多かった
みたい。

 1期は割とノリが好きな作品であったが、同じようなことをやっているのに、本作は正直な
ところ、切れが悪かった印象が強い。
 これはニャル子と八坂 真尋の掛け合い描写が減ったせいかではないかなという気がする。
 1期はパロディが印象的だったので気が付きにくかったが、パロディの土台である会話自体も
面白さの大きなウェイトを占めていたなと改めて痛感。
 更にこの二人のやり取りは面白さだけでなく、作品のリズムを作っている役目もあった
ようで、それが減った分、作品全体のテンポ感が悪くなったような気がした。
 減ってしまった理由に関しては真尋と他のキャラが対峙するような展開が増えたためかなと。
これはストーリー展開のマンネリ感を防ぐために、新しい要素を入れたためで仕方なかったの
かもしれないけど。

 あとシリアス要素が増えたのも大きいかな。
 ギャグものやコメディにシリアス要素を導入することを嫌う人もいるみたいだが、個人的には
そこに嫌悪感はない。
 ただ展開を盛り上げたり、話をうまく回すためのシリアス要素導入であることが前提で、この
作品における真尋に対するニャル子の思いなどの、ニャル子関係のシリアス要素は話の流れを
返って悪くしている感じ。
 中盤のクー子関係のシリアス要素は逆にうまく機能していた感があったが、これもニャル子の
態度などはシリアス的雰囲気の中で見ると、随分とニャル子が冷たい感じに映る。

 具体的にどこが悪いというのはないけど、総じて見ると1期に較べて盛り下がった感は
否めなかった。

投稿 : 2014/06/22
閲覧 : 249
サンキュー:

8

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