たんたんたぬき さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ヒーロー見参
私は客観的シーズンNO1作品を評価してるけど、2クールの扱いと個人的な高い評価の作品は除外してる。今回は後者とシーズンNO1が重なるのかな?と思ってこの作品だけを評価しようと思います。今後ずれてしまっても良いかな?と思っています。ランキングの多少のずれは仕方ないと思っています。どうしても差が無い中での争いだと絶対的NO1は決められないので。
タイトルにしたがって評価します。まず第一にアクマです。ヒーローとはペコの事です。ペトがヒーローになった相手を書いていきます。アクマには助けられたのはペコでは?これが私は違うと思っています。アクマはペコを助けた時にペコへの嫉妬から解放されています。才能への素直な賛美に変わったのです。だから彼を死なすわけには行かなかった。
チャイナはどうでしょうか?私チャイナは関係無いと思います。純粋にペコのリベンジと成長を図るためのものさしにされたと思っています。
そしてドラゴン。この人はその恩恵を一番受けた人でしょうね。ペコのおかげでいろんな変化があります。まず第一に卓球を楽しんでやる事を覚えます。次に、逃げ場の無い卓球が生活のすべてになっていた人生から解放されます。それらをまとめて鳥の様に空を飛ぶと自身を表現しています。ペコのかろやかな卓球によって自身も翼が生えて空を飛ぶような卓球によって楽しい時間をすごします。ドラゴンVSペコの最後のラリーはドラゴンの心象風景を卓球で表したものだと見ています。
そして最後スマイル。ロボットとして幼い頃から扱われて来たスマイルはペコと卓球をやる事で笑うことを覚えます。でもペコの停滞とともにまた笑顔を失いロボットに戻っていきます。そのスマイルが試合途中怪我をして血が出ます。そこから幼い頃ペコから聞かされた血は鉄の味がするを思い出します。それは=スマイルはロボットなんかじゃない人間だという事を喚起させます。ヒーローペコとの対戦で人間性を取り戻し、卓球によって笑うことを思い出します。
この物語は現実世界でヒーローによって救われるものたちの物語になっています。
私は強い3人のキャラの師匠が過去友達だったってEPが結構好きです。最終回この3人が弟子達の卓球大会によって過去と今がまた繋がりを持った所が魅力的なシーンだなと思っています。