Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
10年黒組・・・もう存在自体が怪しげです^^;
物語の舞台は、ミョウジョウ学園・・・そして特別な時期にだけ開かれる「10年黒組」。
その黒組が開かれ、13人の女子高生が転入してきます・・・
今回、黒組が開催された理由・・・それは13人のうち、ヒロインである一ノ瀬晴を暗殺すること・・・
黒組に転入してきた13人のうち、12人は手練の暗殺者だったのです^^;
目的を達成できた者には、巨万の富でも何でも望むままの報酬が与えられる・・・
1人対12人というあまりにも分の悪い・・・というよりもはやイジメに等しいこの状況の中、主人公である東 兎角(あずま とかく)は、晴を守護する側に回ることを決意するのです。
2人対11人の構図が出来上がり・・・物語が動いていきます。
暗殺するには暗殺を予告したりなど幾つかルールがあるのですが・・・
いつ予告状が届くのか・・・どんな手を使って2人に忍び寄ろうとするのか・・・毎回ドキドキでした^^;
でも、転入した人数から1クールの作品であること、毎回暗殺者一人に焦点を当てながら進んでいく物語であること・・・この点は想像通りだったのですが・・・
怪しそうな人はいるんだけど、決定打が見つけられない・・・そうこうしているうちに、暗転し暗殺タイムが始まる・・・私はこの繰り返しでした^^;
そして物語も終盤に入ると、色々な伏線が一気に回収されます。
最大の謎は、「兎角が何故、晴を守る側に回ったのか?」だと思いますが、この伏線もキチンと回収されています・・・個人的には衝撃の展開でしたが^^;
報酬が欲しいから・・・叶えたい願いがあるから・・・彼女達の思いは純粋です。
でも、それだけじゃありません・・・人を殺める生業に身を置いているのも、
生きるため・・・守りたい人がいるから・・・生まれた家庭の事情・・・と様々です。
もし、選択する道が一つしかなかったら・・・きっと選んでいたであろう道だと考えると、複雑な心境になりましたね^^;
それに晴ちゃん・・・絶対卒業したい・・・その思いが彼女を突き動かしていましたが、やっぱ見ていて痛々しかった・・・といのが彼女に対する本音です^^;
物語のラストは、希望の日差しが差し込むような・・・救いがある展開で良かったと思います。
そして、晴ちゃんの本懐・・・遂げられると良いですね♪
オープニングテーマは、内田真礼さんの「創傷イノセンス」
アップテンポの格好良いで、この作品のオープニングにピッタリだと思いました^^
エンディングが全然頭に残らないな〜と思っていましたが、黒組のメンバーが毎回入れ替わっていたんですね^^;
中盤まで全然気づきませんでした(//∇//)