退会済のユーザー さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「歪んだ愛」を描いているような気がしなくもないんだけどちょっとよく分からない
第一話を観る前にあらすじを読んでいたので、大体の話は掴めているつもりでした。
前知識がない状態で最初の方を観たらちょっと分かりづらいかもしれないです。
回を重ねるごとにあらすじ通り、黒組の攻撃から晴を守るため兎角は戦います。
舞台は学校なので、学校のイベント等で和気あいあいとするシーンもあります。
正直暗殺対象であると自覚している晴ちゃんが皆と仲良くしようとする姿勢に狂気を感じてしまいました。
しかし本当に明るく良い子で、何故晴ちゃんが狙われているのか等の真相が分かった時も頑張って生き抜いて欲しいと思えたほどです。
イベント以外のシーンは大体シリアスです。
観ていく内に、そのシリアスな空気の中、色々突っ込みたくなるようなことが幾つか出てきたのですが…。
まず、暗殺なのに予告票出しちゃって良いのかよとはじめに思いました。
そういうルールだし、そのお陰で兎角や晴ちゃんは警戒して臨戦態勢に入れるわけですが。
しかしその肝心の兎角さん。
割りとおっちょこちょいというかドジっ子というか…。
暗殺者の言ってることを真に受けたり罠に嵌ったりで、息を詰めて観ていたら一気に肩の力が抜けてしまいます。
クールなお顔ですが案外詰めが甘いです。
毎週黒組生徒の誰かが予告票を出すわけですが、それぞれのキャラの生い立ちや過去が分かります。
成功した者には報酬を、失敗した者は退学。
設定も話も好みで毎週退屈しませんでした。
ですがラストは…あまり好きじゃないです。
兎角の言動に「?!」となりました。
本人の気持ちを考えたら複雑だし、そういう考えになるのかなーと思ったけどちょっと話の持って行き方が雑というかなんというか。
最後の最後では綺麗に纏まっていて良くも悪くも無難だなという印象でした。
原作の漫画は2巻までしか発売されていないようですが、どういう展開になっていくんでしょうか。