ぱるうらら さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アッカリーン(主人公)の存在が回を増すごとに空気になってゆく…。 意外と面白い『ゆるゆり』
このアニメは一度挫折しました。
なぜならって? それは1話~4話まではただの百合話であり面白くもなんともなかったからです。しかしランキングの上位にゆるゆりを入れている人がちらほらと…。そして何よりもあのアッカリーンの残念な顔が気になったものですから♪
そして、見ている内に段々と毎週楽しみになっていきました。
アッカリーンが暴走を始める話が5話と6話。あかりの存在が空気ではなくなります(n‘∀‘)ηアッカリーン
しかし、いくら5~6話が面白そうだからといって、その話だけ見てもきっと面白さを感じないと思いますので、ちゃんと1~4話をみて登場人物たちに感情移入とキャラデザに慣れることが重要です。できることならば、ある程度の百合を受け入れてくださいな♪ そうすれば、5~6話が面白く感じられるでしょう。
そして、このアニメは後半からの追い上げが凄い。とにかくギャグで引っ張っていきます。『ゆるゆり』というタイトルで、百合な雰囲気をプンプン醸し出して(実際に醸し出しています)、キャラデザインも気になる方が多いでしょうが、私にとって、ある意味では今季においてのダークホースと呼べるくらいの面白さでした。まぁ人によってはつまらないと思う人もいるかもしれませんが…。取り敢えず、時間が空いたときにでも視聴してみることをオススメします。 しかしこのアニメは第3話から面白くなっていくというものではなく、第5話くらいから面白くなっていくので気長に見てください。
このアニメ特徴をいうなれば、、、ほのぼのコメディアニメです。 百合色は薄すぎるため私にとっては、ほぼ無いも同然。
ここからはネタバレを含みます。
このアニメの特徴は主人公(あかり)の扱われ方です。主人公にも関わらず、「ゆるゆりはっじぃま~るよ~♪」とあかりが言うところで毎回、しかも回を重ねるごとに悪化していく登場の仕方。 あかりが話している途中で他の人にピントが向けられたり、しまいには空気と言われる始末w アッカリーンの文字と共にフェイドアウトすることもしばしばww そんなそんな残念な主人公。しかし、よく見ると意外と可愛かったり…。(;゚Д゚)!?
主人公にも関わらずあの登場回数の少なさも気になりますけどw
このアニメをまとめると、『今までになかった程、主人公が酷い扱われ方をするアニメ』です♪
第10話が期待通りの回でした。
それこそ6話並みに爆笑してお腹が痛いです。ギャハハ(*≧д)ノシ
しかし、この回のせいでアッカリーンがより空気に近づいた気がする。まさかOP前にフェイドアウトするなんて、しかも2度目。
第12話(最終話)は、AパートもBパートもまさかの爆発落ちw
でも、爆発落ちであれだけ笑ったのは久しぶり? どちらの爆発も無駄に迫力があって笑えたのです! しかも爆発の原因はどちらも同一人物。 ただのギャグアニメであの無駄な迫力ある爆発は予想外でした。
そして、アッカリーンは相変わらず酷い扱い。今回はフェードアウトすることはありませんでしたが、ドラム缶で転がる転がる、しまいには湖へダイブ! 落ちた時の効果音が『ちゃぽん』とくれば、もう吹くしかありませんねw 最後の爆発もただ一人…、2回とも味わっている、さすがアッカリーンです。
千歳の鼻血もツボ。 皆の態勢や仕草がどうみても殺人現場。
このアニメは全く頭を使わずに気楽に見ることができるアニメです。ってか頭を使ってはいけません、いや頭を使えないと言った方が的を得ているのかな?
この今までのアニメにはなかった程の主人公の扱われ方に注目、そしてどうしてもクスクスっと笑ってしまうこの『ゆるゆり』。 皆の評価が気になるところです。