にゃっき♪ さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
riddle story of devil
全寮制の学園を舞台にした特殊ルールのバトルロワイアル作品。
小中高大と一貫教育をしている私立ミョウジョウ学園では、高校1年生を10年生と呼んでいます。常設ではない10年黒組には女性の暗殺者が集められ、ターゲットになった生徒の暗殺に成功した者には望むものを何でもひとつ与えられますが、暗殺はあらかじめ暗殺予告票をターゲットに手渡して48時間以内に実行しなければなりません。暗殺に失敗したり、何も知らない担任教師や黒組13人以外の生徒などの一般人を巻き込んだりすると退場させられます。
暗殺者養成施設から編入した主人公の東 兎角(あずまとかく)は、二人一組の寮でターゲットの一ノ瀬晴(いちのせはる)と同室になりますが、身体中の傷跡などから垣間見える晴のこれまでの人生に触れ、配られた予告表をその場で破り捨て、晴の守護者になることを決意します。裁定者の走り 鳰(はしりにお)まで含めると11人の刺客の攻撃から兎角は晴を守りきり、晴を卒業させる事ができるのでしょうか。
早い者勝ちであっという間に終わりそうで1クール引っ張るのは厳しいような気がしますが、各回とも予告票を渡したメンバーの黒組に参加するまでの経緯や望んでいるものにスポットをあてた構成で、ライバルをさっさと潰しあう事もなく、予告票を出す順番も含め、暗殺者同志で、事前に取り決めておいたとしか思えません。
暗殺者たちがタイプの異なった美少女揃いで、EDは毎回それぞれのメンバー毎に用意されていますので、キャラをメインに視聴される方は、メンバーがすべて出揃う2回目まで視聴してから判断されればよいと思います。兎角の携帯に送られてくるカイバ先生のクイズなどの工夫もあり、終盤に波乱も用意されていますが、毎回の構成はワンパターンですし題材も含め、お薦め出来る作品ではありません。