ノイマン さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
懐かしさと感動をあなたに
「走れ高速の帝國華劇団~~、うなれ衝撃の帝國華劇団~~」。
サクラ大戦は、もともとゲームだった作品をアニメ化したものだそうです。私自身は、ノスタルジックなOPをふと思い出して、鑑賞しました。
2000年の作品だったんですね。
ゲームは、1996年の「サクラ大戦」が始まりだそうで、スピンアウトで、1997年、1999年とOVAが出ています。
その人気から、2000年にTV化となったようです。
私が見たのは、どれだったかは覚えてなかったのですが、「走れ高速の帝國華劇団~~、うなれ衝撃の帝國華劇団~~」というフレーズが頭に残っていて、なんとも忘れられないものでした。
時は大正時代のこと。なんともいえないのは、蒸気機関で動くロボットです。
すでに、1979年のガンダムや1995年のエヴァンゲリオンがアニメ界で一世を風靡していたにもかかわらず、あのロボットのデザインが斬新的ですばらしいです。確かに時代背景からするとあの形がマッチするのでしょうが、すばらしいデザインだと思います。
同じ大正時代に生まれた宝塚歌劇団を模した舞台と恐らく「関東大震災」をイメージした妖魔との戦いではないだろうか。(考えすぎ?)
ストーリー展開は、華劇団に所属する各メンバーの生い立ちを織り交ぜ、妖魔との戦いに臨む乙女たちと裏腹に、華やかな歌劇を魅せるストーリー展開である。ストーリーの途中に発生するイベントもうまく構成されていて、「ここでこの展開か」と納得と同時に、タイミングのよさに驚いてしまう。ただし、お決まりのパターンではある。
このTVシリーズは、25話と長いものだが、時間感覚はそんなに長くは無く、通して観ても飽きなかった。
声優についてだが、どうしても「田中真弓」さんがルフィーとかぶっていて、ちょっと残念であったと思う。また、後半のEDでの盆踊り風のこぶしの聞いた「帝國華劇団~~」はルフィーそのもの。そのあたりが、声優とキャラ評価を下げた形になっている。
この作品は、声優さんや少し構成をいじって、アニメ界が10年以上経過したリバイバルアニメとして製作するのも面白いのではないだろうか。
そんな期待をして、観ていた。