タック二階堂 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
時告げの砦のカナタ。
詳細は公式でも。
タイトルから気になっていた作品。
新型コロナ禍で、自宅で時間ができたので腰を据えて
観てみようかと。
アバン観て、一発でA-1 Picturesとわかるくらい
作画のクセが出ていますね。
キャラ原案は岸田メルさんです。
メインヒロインのCVが金元寿子さんということで
観ようかなと思いました。
ストーリーなど総評は視聴後にでも。
=====最終話視聴後、感想です。
すごくナウシカでした。
いや、否定しているわけではないです。
この手の世界観は大好物です。
終盤までは、国境付近の“時告げ砦”の守護兵たち
のゆるい日常と街の人達との交流物語でしたが、
最終盤に来て、まさにナウシカのような展開に。
そもそもKalafinaのOPも、かなーりナウシカとか
ラピュタっぽい感じだし、そもそも設定が、かつて
栄えた文明が大きな戦争の後に崩壊して、ディス
トピアな世界観というのもナウシカっぽい。
天真爛漫で心優しく、しかも行動力のあるヒロイン
空深彼方(カナタ)が非常に好感の持てるキャラ。
カナタを取り巻く第1121小隊の面々もキャラが立ち
ゆる日常のストーリーを微笑ましく見てました。
カナタのCV:金元寿子さんも好演でしたね。
のちに「花咲くいろは」のキャラデを担当する
岸田メルさんのキャラデザも良かったですね。
2010年の作品とは思えない作画。今でも全然、
上位と思える美しさでした。
まあ、この作品は1クールがちょうどいい感じ。
下手に2クールにすると、中だるみしてしまい、
飽きちゃうかもしれなかったので、ギュッと凝縮
したストーリー展開が好印象です。
今観ても古さを感じない、レベルの高い良作です。