にゃっき♪ さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
turns out trivial in the end
横綱クラスの鈍感系主人公、織斑一夏(おりむらいちか)で有名なハーレム作品の続編です。
女性しか使えないはずの兵器であるインフィニット・ストラトス(IS)を何故か使える事で、女性だけのIS学園に入学した一夏ですが、原作3巻まの一期の続編で、4巻から7巻の内容を描いているようです。
色々と強引な生徒会長とメガネっ子の姉妹がハーレムに追加され、誕生日会、ノーパン会、料理回などの、いちゃいちゃしたデレ展開の隙間に、突然、襲撃される防衛戦が繰り返されます。敵に逃げられるのもワンパターンで、ストーリーは驚くほど進みません。
女性キャラはみんなそれなりに魅力があるのですが、男性の趣味だけは理解不能です。
この作品の主人公は何もしなくても女性が寄ってくるので、頑張らなくても何とかなるような幻想に浸っていたい方には憧れの対象になるのでしょうか。オカネを積めば、オカネが大好きな異性を集められますが、オカネが余ってる家庭に生まれて来なかった人は、何かで勝負して目立たなければ、誰も相手にしてくれません。異性に好かれたいなら、何かスペックあげるしかないんです。ミュージシャンでもスポーツ選手でも、異性にもてたいのが動機で頑張った人はいくらでもおられます。どんな動機であれ、頑張らなければ道は開けません。努力すれば必ず成功するほど甘くはないですが、努力しなくても成功するのは宝くじを当てるより難しいと思います。
まだ学生のはずなのに、どんな場所でも、すぐに銃を撃ったり刀剣を振り回すのも不快に感じました。
街中で戦うバトルパートでは、死傷者ゼロが救いなどフォローが入りますが、大昔の怪獣特撮作品で必殺技をなかなか使わず街を壊すヒーローのようで、場所を移動せずに戦うのはどうにかして欲しかったです。個人的には、キャラの魅力以外に褒める場所が見つけられない作品でした。