クッジー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
俯瞰風景
あらすじ(Wikipedia引用):1998年9月、観布子市では少女による飛び降り自殺が多発していた。自殺した少女たちの関連性は不明で、場所はきまって巫条ビルという取り壊しの決まった高層ビルだった。両儀式はその巫条ビルの上空に浮遊する少女たちを目撃する。そんな中、式の友人である黒桐幹也が巫条ビルに近づいたのを機に昏睡状態に陥ってしまう。暦が9月に差し掛かろうとする頃、式は幹也を取り戻すため、夜の巫条ビルに赴く。
{netabare}
この空の境界は各章、時系列がバラバラです。この章は時系列順では4番目です。
作画の綺麗さと登場人物の動作にこだわりを感じた。ペットボトルを開けて水を飲むシーンとアイスの蓋を開けてアイスを食べるシーンはクオリティーが高く驚いた。両儀式がなぜ義手なのか?能力(青くなる目や透明な手)は何なのか?など謎が多くて続きが気になる。
私が気に入った台詞は「・・・そうか。逃走には二種類ある。目的の無い逃走と、目的のある逃走だ。一般に前者を浮遊と呼び、後者を飛行と呼ぶ。君の俯瞰風景がどちらであるかは、君自身が決めることだ。だがもしきみが罪の意識でどちらかを選ぶのなら、それは間違いだぞ。我々は背負った罪によって道を選ぶのではなく、選んだ道で罪を背負うべきだからだ」by蒼崎燈子