退会済のユーザー さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
絶望のなかの一筋の光
原作漫画のストーリーを知っていながら観たのに、最後はやはり苦しい。
ですが面白い。見る価値あります。
この作品を最後までみたとき、
自分とは、世界とは、なんてものが胸に刻まれます。
自分が生まれると同時に世界も生まれ、様々な色がつきはじめ、鮮やかになっていく。
自分が認識したことがない世界は存在しない。
私が居なくなるとき、世界も共に消失するんだ。
だから私が感じるものが全てなんだ。それが私の生きてる世界なんだ・・!
何か降臨したかと思うくらい理解できたような気がしました。
10代の頃のことでした。
厨2病だったワケではありませんよ(笑)この作品から流れてくるのです。
「美しい・・ 胸に迫るわ・・
愛、憎悪、苦痛、快楽、生、死すべてがあそこに・・
これこそ人間・・これこそ 魔よ!」
ゴッドハンドのひとり、スランのセリフですが、
このセリフに、ベルセルクの全てが詰まっていると思います。
時々男の人と、理解できない隔たりを感じることがありますが
この物語に出会い、男の人の心理を知ることができました。
少しだけだけど、近づけたような気がするのです。
闘争心、野心、そして夢、
心の中にこんなにも熱いものを抱き、いつまでも燻り続けているものなのですね・・。
すごすぎます。女には太刀打ちできませんね。みていることしかできないです。
絶望のなかの一筋の光を味わえます。
この作品、必ず胸に強い衝撃が走ります。女の方もみて頂きたいです。