「GOSICK[ゴシック](TVアニメ動画)」

総合得点
87.0
感想・評価
2848
棚に入れた
14821
ランキング
174
★★★★☆ 3.9 (2848)
物語
3.9
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.9

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ノイマン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

しっかりしたストーリーから作り上げた良作です。ぜひ。

声優、悠木碧に興味を持ち、選んだ作品です。情けないことに「桜庭一樹」という作家が直木賞作家であったことを後から知りました。
何はともあれ、作品のすばらしさをうまくアニメで表現しており、恐らく推理小説ファンにはたまらない作品でしょう。また、戦争秘話のような、歴史好きにもたまらない作品でしょう。

キーワードは
・コナンドイル、シャーロックホームズ:これは「緋弾のアリア」や「名探偵コナン」を知っている人ならわかると思います。もちろん原作も。

・アガサクリスティ、エルキュールポアロ:これは、私のこじ付けかもしれませんが。ポアロの口癖を思い出していただければ。

・ツンデレ:これはお決まりでしょうか。女性が上位に位置するときに発生する現象ですね。

ストーリー全体にパズルのように散りばめられた「カオスのかけら」を最終話まで、うまく「再構成」しているところがにくいです。
後から知ったとはいえ、下調べが良くされており、私的には、まれに見る良作ではないでしょうか。
ただし、これは、原作者の力量が大きく、この作品についてきたアニメ制作者の努力の賜物なんでしょう。

難しく考えず、ツンデレ推理アニメという鑑賞の仕方でもいいでしょう。
また、歴史年表を片手に見るのも面白いでしょうし、もう古典の領域になった、コナンドイルやアガサクリスティの本を手にとってもいいでしょう。

勉強不足奈もので、日本人の留学生の位置づけ関連は調べていません。今後、機会があれば調べてみたいと思います。

この作品の要素には、各種の「愛」が表現されており、わからないけど、「愛」とは何?。という命題があるのではないでしょうか。「愛」という曖昧な表現に対するアンチテーゼなのか、「愛」のオンパレードなのか。


悠木碧さんを追いかけて、作品を観てきました。この人が表現するキャラクターがすごいのか、悠木さんがすごいのか、バランスがいいのでしょうね。
初めは、「魔法少女まどか★マギカ」で知ったため、「ダンスインザバンパイアバンド」では、驚かされ、この作品で納得した感じです。時間軸としてはさかのぼっていますが。

ホームズとワトソン。シャーロックホームズを知っている人なら、すぐに「あ、これだ」と思ったでしょう。ヴィクトリカと九条。

1920年代近辺を舞台にしていることもあり、過去の白黒写真等から、色付けされた当時の趣を表現したきれいな背景や服装。ヨーロッパのそこここでは、まだ、そんな趣が残っているのでしょうが、きれい仕上がっている絵は、シリアスなストーリーに花を添えるようにうまくソフトランディングしているように感じました。

原作も手にとって見たいのですが、本を読むのが遅い私としては、やめておいて、この作品で満足したいと思います。

投稿 : 2014/06/17
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サンキュー:

19

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