Lovin さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原作:白鳥士郎
監督:大沼心
シリーズ構成:横手美智子
キャラクタデザイン:小野田将人
制作:SILVER LINK.
話数;1クール全12話
OP:「秘密の扉から会いにきて」
by 田村ゆかり
ED1:「も・ぎ・た・て・フルーツガールズ」
by 木下林檎(田村ゆかり)、中沢農(花澤香菜)
ED2:「みのりのぞっこん未来予報♥」
by 中沢農(花澤香菜)
ED3:「ポニーテールの四十」(第8話)
by ベッキー(斎藤千和)
ED4:「君と*にゅう*DAY♡」(第10話)
by 良田胡蝶(井上麻里奈)
ED5:「コードレス☆照れ☆PHONE」
by 木下林檎(田村ゆかり)
{/netabare}
■感想
原作ライトノベルは未読でTV放送を視聴。
平仮名四文字のタイトルにすると・・・というネタは某落語家のアニメで既出なので控えるが、農林高校が舞台で、そこで織り成される人間模様がメインとして描かれている。思った以上に農業はするが、全編ガッツリ農業というわけでもない。
前半で農業が締めの少し心温まる話もあるが、基本的には下らない下品なネタで盛り上がったり、特徴あるキャラが暴走したりと、ドタバタコメディとして楽しむのが一般的だと思う。キャラのネーミング、特にアニメには登場しないキャラには下品極まりないものが多く、嫌いな方は注意が必要。
暴走キャラの中でも際立っているのがベッキー(担任教師)だろう。第1話を観たとき、ベッキー絡みのネタ(特にミルクポット)の意味が理解できなかった。今調べた情報によると、これを「ポルナレフ状態」というらしい。一寸痛い格好の教師、程度にボンヤリ考えて流していたが、牛の話題に変わってからようやく異常性に気が付くことが出来たくらいだ。
この作品は最近多いと感じる分割2クールというものなのか、様々な話の結論が出ずに放送が終了してしまった。主人公を奪い合う女子同士の抗争は兎も角、ヒロインA、B、Cそれぞれの今後、友人Aの家族の確執、そして何かのフリとしか考えられない修行の旅。ここまで来ると2クール予定というより原作に誘導するための作品と捉えるのが自然かも知れない。
伏線として描かれた話には未完のものも多く、この作品だけで満足できないところが結末に関する不満といえば不満。ハーレムではないし2期があれば当然視聴はするが、1期と同じように消化不良で終わるようなら、評価は下げざるを得ないだろう。
■蛇足{netabare}
私の田舎にも職業科のある高校があり、園芸科、林業科、生活科(何をする科なのかは不明)の学科がった。
のうりんの舞台に近いのが園芸科で、そこに進学した友人も居る。
鶏の話は覚えていないが、長期休暇中も豚の世話を当番制で行うという話は覚えている。
何でも作業に際して「暑い」「寒い」「しんどい」「臭い」は発してはいけない禁句らしい。
また去勢についても聞いた覚えはあるのだが詳細は覚えておらず、「園芸科は園芸をするのではないのか」と問い質した記憶はある。
{/netabare}