らぶはんたー さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
この作品は決して実写化しないでいただきたい
基本アニメ作品は実写化しないで欲しいのですけれど、凪あすはホントに止めていただきたい。
海に人が住めるのは、アニメの中だけの世界。
この世界観を崩してほしくないからです。
てか、アニメでしか完璧に表現できないモノを実写化するとか、そもそもナンセンスなんですけどね。
ボクは、非現実的なモノをアニメにもとめています。
現実で起こりうることは、特に必要としていません。
話がそれましたw
感想ですが、一言で言うと
{netabare}「クラスの恋愛事情を見せつけられる」{/netabare}そんな作品です。
そう言ってしまうと、身も蓋もないのですが。
じつは大きなテーマがあって、人を好きになるって良いよねって。
これはホントそう思った。思えました。
{netabare}
妙な三角関係から、収まる所に収まるんですけど
単なる中学生の恋愛事情とは異なるモノがそこにはありました。
ある出来事から5年の月日が流れて、仲良し4人組の中で1人だけ時間が流れた、ちさきの心情を思うとなかなかツライです。
個人的には、紡とくっつくとか止めて欲しかったんですけどw
失われた5年の間に、マナカがなくした「人を好き」という感情。
この感情に徐々に気がついていく所が、すごい心理描写と花澤さんの演技だったと思います。
急激に大人になった、ならざるを得なかった光。
もう少し子どもでも良かったんじゃないかな。
そんな彼を一番近くで見てきた美海。
ある意味、彼女が一番つらかったんじゃないかな。
要もちさきに対する思いが届かないままで、時間の流れには勝てなかった。
これも残酷ですよね。救いはありますけど。
{/netabare}
色々思う所はありますが、おもしろい作品でした。