おかき さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
三十路、独身リーマンの子育て奮闘記
祖父の娘だとしたら、叔母に当たるりん。
親戚たちが責任を押し付け合う中、見兼ねた大吉がりんを引き取ることに。
子育てというよりは、どこか共同生活にも似た感覚がありました。
アバンの水彩表現が作風にとてもマッチしていたし、
りんやコウキなどの幼児キャラに実際の幼児の声を当てた配役もアタリでした。
女の子って小さい頃からしっかりしていますよね。
逆に男の子はどこまで行ってもお馬鹿なのかもしれません。
買い物に夢中な女性陣、その間ぶらつく男性陣の対比とか。
こうした絶妙なタッチで描かれる人間模様が本作の最大の魅力だと思います。
中でも特にお気に入りシーンは…
仕事の都合で夜遅くなってしまった大吉が、
急いで保育園へと迎えに行った時、りんの表情と態度が一変していったシーンです。
些細なシーンですが、ここが本当に良かった。
口紅の件での無理解な背伸びも愛らしく、父性に目覚めちゃいそうですよ。
駄文。
正子さんって、本当にりんの母親なのかな。
描かれ方が薄く、腑に落ちないところもあって、ちょっと気になってます。
最後に。
詳しい内容までは分からないけど、原作の二部の方ではこれまでと流れが変わるそう。
内容的には賛否両論が起きそうなので、ここを最終回にしてしまうのも吉だと思いました。
2011-夏