dolcetto さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作よりもシリアスなアニメオリジナルストーリー
※原作とは違い殆どオリジナル要素です。個人的には原作の方が好きです。
主人公は最年少にして優秀な国家資格を持つ錬金術師エドワード・エルリック。「鋼」と言う二つ名を持っており、そのせいで良く誤解を生むことがあります。主人公はよく兄弟と行動を共にしており、彼等には辛く知られてはならない過去を持っており、ある目的の為に旅をしています。
この物語はそんな彼らの成長を描いています。最初は探し物をしているだけの話でしたが、規模は次第に大きくなり、国をも巻き込む様な話になってきます。主人公は残酷な真実を知り、その現実を受け入れ戦う事を決意します。そして、衝撃のラストへ。
物語の後半、シン国のリンの登場はなく、この辺りからはほぼ完全オリジナルとなっております。登場人物もラースやスロウスと言ったキャラ等が原作とは全く違うものとなっています。原作よりもシリアスな感じが強いイメージです。
この物語の見どころはやっぱり、「錬金術」です。等価交換を原則とし、物質を理解、分解、再構築と言った手順で魔法の様に生成物を生み出します。普通は錬成陣と呼ばれる構築式が必要なのですが、主人公は錬金術師の中でも特別で手を合わせ、腕で円を作る事によって、錬金術を使う事ができ、必要な材料さえあれば、いつでもどこでも錬金術を使う事が出来ます。登場人物もかなり個性的で見どころの一つとなっています。