退会済のユーザー さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルなし
自分の下心の為にまだ幼い少年二人を悪魔の巣窟に行かせる亀仙人のクズっぷりも大概だけど、その行動が結果的に世界を救うことに繋がったというまさかのオチには驚きを隠せない。
正直、ストーリーは「なんじゃそりゃ」って感じの行き当たりばったり。唐突に「太陽ぶっ壊してやるぜ!」とか言い出したけど、なんでそれ以前からやろうとしなかったのかはよく分からない。(もし劇中できちんと説明されていたらごめんなさい)
冒頭からランチさん介入フラグを立てていたのに登場のタイミングはこれまた唐突でしかもこれといった魅せ場もなく、せいぜい最後のオチに使われたぐらいでなんだったんだろうという印象は拭えない。
とはいえ、魔神城にたどり着くまでの過程や城内での悪魔軍との戦闘など、全体的なテンポは良く、面白かったとは言える出来。赤鬼みたいな人物がしぶとく、火の玉を足場にして空中戦をしかけてきた時には「おぉっ」となった。
それから、クリリンが悟空に対して認識を改めていく様子も結構きちんと描かれていたのも、視聴後の気持ち良さに繋がっているように感じる。
劇場版第一作は少し冗長に感じてしまう面もあったけど、本作はそこら辺が改善され、飽きずに見られる点で、お勧めするならこっちかなぁ。