雷撃隊 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
看板に偽りあり、どこが劣等生だよ(笑)
魔法や超能力を科学的に分析して日常的に使用するというと禁書目録を思い出す。でもあの世界観も80年代からの伝統なので本作も伝統芸だろう。
司波達也なる主人公、なんなのこの最強ぶり。ゼンゼン劣等生じゃねーぞ。恐らく野球でいえば体力測定が低くても動体視力や分析能力でヒットを量産したり司令塔役のキャッチャーが勤まるタイプだろうか。個別の魔法のスキルは低いが独自の複合スキルで無双ぶりを発揮。強いんだけど地味でエグい。何処となく禁書の上条を連想させる。一方妹の深雪は優等生だけど器用貧乏だろうか。二人揃うといい感じ、と言いたいんだろうけどなんかずれてる気が・・・。やばい兄妹愛にしか見えん。冗談なんだか本気なんだか。お互い極度のブラコン、シスコンで仲良しの限度超えてるだろ。まあ金持ち特有の複雑な家庭環境で変人になっちまったんだろうけど。
差別意識で凝り固まった組織にイレギュラーが入り込み垣根をぶち壊してゆく展開は王道でGOOD。時代劇の織田信長や豊臣秀吉みたいで気分爽快だ。
シナリオがゆっくり進むのも世界観を理解し易い。プロローグで七話。
主人公の達也をはじめ西城や十文字や服部たちヤロー共はカッコイイけど女性陣はテンプレでマタカヨ感が半端ない。いっそのこと萌え要素減らせば漢マンガとしても通用するだろうになんか惜しい。男性キャラって単独じゃ商業価値が無くなって久しいなー。
気になる点は高校生同士のストーリーは面白いけど世界情勢まで大風呂敷広げてるためどうやって話を畳むんだか。
タイトルはウソ八百だよな、これ。「魔法科高校革命録」とか「魔法科高校血風録」とかの方がしっくりくる。