月夜の猫 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態：観終わった
意外と愉しめた。
2011年7月7日 - 2011年12月22日TV放送。全25話 + 特別編1話。
PCゲーム『THE IDOLM@STER』シリーズを原作としたアニメ化作品。
アニメーション制作 A-1 Pictures
BS-TBSで特別編1話が映像ソフト収録作品の先行放送された。
765プロダクションの密着取材という形式でアピールポイントや
オーディション活動や質問に答える専属所属タレント全員の姿や
事務所関係者等 主要登場人物がオール出演。解りやすい掴み♪
2007年にサンライズが制作した『アイドルマスター XENOGLOSSIA』
を先に見てしまった私には 1話目から非情に好感触で此れが正解！
とさえ思えてしまいました。※ということで激甘評価かも？ｗ
キャラデザも此方の雰囲気の方がアイドルって感じで可愛らしい。
作画の力の抜きどころも巧い感じ・・たまに崩れてたりするけど
シーン毎に巧くスポットを当てなければいけないキャラを確りと
可愛く見せていたりするので・・あと表情やちょっとした仕種や
然りげ無く決めポーズだったり動きが徹底していていいかな。
そうした描写を描くアングルなどの使い分け等演出が程良い感じ。
魅せたい方向がブレずに驀地な感じで潔い。
ゲームは主人公が個性豊かなキャラから一人を選びトップアイドル
を育てるという感じだと思うけど・・やったこと無いので不明。
※アニメは群像劇風(wiki)に展開していくようです。
弱小芸能事務所のこれから売りだそうという段階のアイドル12人
なので、夢も膨らませつつ小さな仕事からサクセス！という感じ。
事務所も新人プロデューサーもアイドルとともに成長する感じの
解りやすい設定なのでその辺りも楽しめるかな？
キャラのデザインや個性等諸設定を魅力的に魅せるエピソードを
各話一人づつ掘り下げるのではなく、複数人絡めて展開していく。
エピソードは ほのぼの日常系アニメの延長上に時々障害や挫折
やコンプレックス等を乗り越えるストーリーをコメディタッチに
ポジティブに描く傾向が強くドタバタギャグ展開まであります。
以下第一印象※好感度順
四条 貴音(原由実)初見から好印象でキャラもツボでした。
菊地 真(平田宏美)ボーイッシュ路線が売りだけど実は少女趣味。
萩原 雪歩(浅倉杏美)気弱で男性恐怖症、もしかしてゆるゆり要員？
水瀬 伊織(釘宮理恵)ツンデレお嬢様？声優がリーサルウェポン？
我那覇 響(沼倉愛美)動物好きの自然児？でスポーツ少女？
星井 美希(長谷川明子)金髪で目立つはずなのに意外に微妙な印象。
双海 真美/亜美(下田麻美)悪戯好きの双子ですので色々ありそう。
如月 千早(今井麻美)如何にも事情有りげな影がありストイック。
天海 春香(中村繪里子)ドジっ娘アピールの陽気な世話焼き？
三浦 あずさ(たかはし智秋)髪を切るまでおっとりお姉さん風。
高槻 やよい(仁後真耶子)特別編では居るのに序盤印象が薄かった。
折り返し迄には12人全員の魅力が個性を活かす形で上書きされて
第一印象が薄かったり良くなかったキャラも魅力的に感じたり。
その都度何人かは印象の順位に大きく変動が起きたりする感じ。
そういう意味では コツコツと確実にポイントを稼ぐエピソード
でマイナスされる可能性のある様な尖った描写が略無い。
綺麗過ぎるといえば其れまで？だけど序盤のほのぼの日常系アニメ
的な流れが効いてる感じで・・ 暗部も確り描写しつつもサラッと
流す方が自然に感じる作風なので愉しみやすいのかなと感じました。
因みに此処までは略皆で一緒に頑張ろう♪という感じ。
適度に魅力を引き出した所で 後半は解りやすく仕事の責任感に
重みがでてくる話や 外的を作ることで守りたいとか応援したい
とか共感を強めたり魅力を煽る感じかな。基本コテコテが多いｗ
終盤の方は其々にある程度人気が出てバラバラに仕事をすること
が増えてきて・・というグループアイドル物に鉄板の王道シナリオ
が展開され・・其処にこれ又鉄板の大手事務所の陰謀を被せるとか
クライマックスに向かってるなって感じでそれなりに盛り上がる。
ラストは・・まぁ 未だにアイドル＝グループなのだな～っと。
似たような作品は先にも後にも沢山ありキッズ向けからおっきな
お子様向けもあるし ド派手なスペースオペラｗってのもある。
そして同じタイトルを冠した黒歴史もあるし？ｗ
この作品は明らかに「育成シュミレーション等が好き」な少年向け。
キッズアニメ風のライトな仕上がりに・・そしておっきなお子様に
ゲームや円盤を買って貰える様徹底して可愛らしさを追求した感じ？
そういう部分でも結構良い感じの販促物というか良い感じのPVかな。
