けみかけ さんの感想・評価
4.4
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
第6話から本番です!「敵を作るのはなくライバルを作るという選択」
元ガイナックスのアニメーター、錦織敦史が初監督にしてキャラデザを兼任
元京アニの演出家、高雄統子がチーフ演出を務める
とまあ、始まる以前からオイラとしては「大成功」か「大ゴケ」か・・・とか思っていましたw
それは間違いだったよーです;
サーセン><
確かに最初の4話は毒にも薬にもならんようなお話が続いて、良く言えば「ほのぼの」、悪く言えば「退屈なだけ」でした
アイドルとか芸能界を描く作品ってアニメでは色々やり尽くされてる感もあるし、こりゃ今期のワーストかなーとも思ったんですが・・・
一気に追い上げてきてくれたのは「第6話」からでした
基本的にはアイドル達とその周辺の関係者である「765プロダクション」人物以外は出てこないのが今作、アイドル達のライバルキャラなるものも当然存在しません
そもそもに765プロは弱小中の弱小なのでw他所様と肩を並べられるような事は出来んのですw
内輪の中だけでお話が進むダラダラとした芸能活動生活・・・そりゃこんなヤル気中途半端さん達は売れんわなぁ・・・
と、そんな日々に『渇』を入れたのが【竜宮小町】の登場です
同765プロ内で、プロデューサーさんのサポート役であった秋月律子によって双海亜美、三浦あずさ、水瀬伊織の三人を再発掘するという独立ユニット、それが【竜宮小町】なんですね
そう、つまりはこれによって「同765プロ内」にアイドル達にとってのライバルが生まれるんです
プロデューサーさんは先を越された感に焦りを感じ、仕事集めに躍起になる
そしてヤル気の無さは人一倍だったはずの星井美希の覚醒を筆頭に次々と成長ぶりを見せるアイドル達・・・
露骨な敵など作らず、確かに内輪話なんだけれどもココまで盛り上がって来たのは高く評価したいです
メインとなる12人の女の子は全員可愛いし、回を増すごとにキャラ立ちも際立っていく
まさに棄てキャラなし!です
基本は1話完結スタイルながらも・・・
2~7話で伊織が、
4~11話と20話で千早が、
6~13話で美希が、
そして24話で春香が・・・
といった具合にちょっとずつ話を跨いでキャラの成長を感じさせる構成も2クールのペースと相まってGOODです^^b
そして、作画の面では錦織監督とA-1picturesの旗の下に著名アニメタが多数参戦し、まさに作画畑出身の監督ならではでコッチももちろん見所です!
ライブシーンはもちろんのこと、豊かな表情や大袈裟なリアクションなど、同時期の作品内でもぶっちぎりの作画クオリティ
13話や最終話を推してる方もいらっしゃるようですが、作画にこだわるのであれば是非とも8話に注目していただきたいですね!