月夜の猫 さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
切れやすい子・・
2011年7月 - 9月TV放送。全11話。
原作は小説で2003年 - 2011年~全9巻
2013年の理想都市『NO.6』となっているので・・
近未来SFといっても何らかの改変とかパラレルな世界観かな。
所謂「ユートピア」=理想郷なのだけど この作品は非人間的
な管理社会での平和な世界を描いていて 更にその本当の姿を
ディストピアとして描いているようです。
主人公の紫苑(梶裕貴)が 1話めでは無機質で違和感があって・・
以降は人が変わったみたいに好奇心旺盛・・というより感情的
でナイーブで・・何でも人に聞く鬱陶しい感じで苦手だった・・
実際に優柔不断な描写はないのに 優柔不断だけど言う事だけ
生意気に偉そうなタイプに見えてしまう・・兎に角質問がウザ。
単純にユートピア育ちの弊害で世間知らずで精神年齢が異常に
低い感じで描かれている印象も有る。
演出としては正解なのだろうけど・・視聴止めようと思う事も・・
兎に角煩い・・そういう意味ではキャラも声も・・ハマりすぎ・・
無駄に熱くピーキーな主人公のキャラが本当に鬱陶しかった・・
至るところで狙い過ぎたホモアニメ驀地な感じで味わいがない・・
11話なので仕方ない事?と思うけど・・話の流れが散らかって
いて・・しかも感覚的な部分だけ強調する傾向に感じて疲れた。
つまり・・テーマが沢山あって描きたいシナリオも沢山あるけど
尺がない・・どれも此れも要素としては盛り込んだけど物語自体
は感覚的に脳内補完できない人は小説読んで脳内で補完してねと
いう感じかな・・本当に何を見せたかったのは男同士の愛??
退屈な流れに無駄に抑揚のある描写がある感じでハマれない・・
幾つかのテーマとメインになる登場人物の概ねの設定を理解した
するため数話観た後は・・10話~11話のクライマックス部分だけ
観ても充分言いたいことは解る・・2時間程度の内容しか無いのに
だらだらと11話にしてしまった感じ・・
ラストも何だか微妙・・ネズミが凄くいいやつだって事はわかる。
OP/ED結構いい感じだけど作風に合っているかは微妙・・