ゼルミナ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
明日から使いたい名台詞フルコース
2019劇場にて再鑑。つか、コメントしてなかった事にびっくり(笑)
いろいろと”議論”になる押井守監督作品の中でも、例外的に広くに受け入れられている感。
実際、こちら(当方押井信者w)としも、薦める相手を選ばなくて良い作品と認識しているしな(笑)
物語に大人のたちのラインと、遊馬、野明に代表される二課メンバー(若者)のラインが並列しており、後者は総じてコミカルであり、中盤でシゲさんの帰国、後半で香貫花クランシー参戦と、要所でイベントもあり、全体的な「見やすさ」「とっつきやすさ」を醸し出している。
ラストのレイバーアクションを含めて、単純に面白い部分だろう。
とは言え、物語の背骨にあたるのは前者の「大人たち」-後藤、南雲はもちろん、松井や課長、部長、そして帆場暎一-のドラマであると言える。
それは自分の拙い言葉にすれば「仕事とどう向き合うか」という事になる。
「ぶっ潰すのさ!」と言って晴れやかに(後先考えずに)突っ走れる内が「若者」という事だろう。
無論この辺りはキャラクターの行動や台詞から個々が感じれば良い事ではあるが、誰が見ても心に残る事がきっとあるのではないかと思う。
パトレイバー初見でも面白いと思うので、未見の方は是非見て欲しい。
余談だが、今もって同世代のオタク同士で台詞の投げ合いができる数少ない(後はガンダムかな、やっぱりw)作品である。
「この借りはいずれ…精神的に」とか、使いたくなるよね(笑)