ワタ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
あれはそうね いつだっけ
美大を舞台とした大学生たちの青臭い群像劇。
最初見たとき自分もちょうど大学に入りたての頃で、描かれる青春模様に憧れたり
山田さんいじらしくて可愛いなぁ、真山とかいうストーカー眼鏡野郎ぶん殴りてぇ
とか思いながら、ベタに感情移入して見てたような。
で、最後まで見るつもりだったんだけど、何話目かで録画失敗してしまい
その頃バイトやらサークル活動やら人並みの青春的なあれやそれやがあって
にわかに私生活が慌ただしくなったこともあって、視聴はストップ。
OPにYUKI、挿入歌にスガシカオ・スピッツと、深夜アニメにしては驚くほどに豪華でしたね。
ただOPの映像は酷い!特にあのエビは最初見たとき心臓止まるかと(ビビりです)
いやでもあれは、youtubeなんかでよくある、
急に怖い顔が映って絶叫が流れる動画あるじゃないですか。あれに似た悪質さを感じますよw
元々YUKI(ジュディマリ)やスピッツはCD買って聴き込むぐらい好きでしたが
本作で一番好きな曲はEDのスネオヘアーが歌う「ワルツ」です。
毎回本編終わりに絶妙のタイミングで流れ出すイントロが印象的でした。
あれはそうねいつだっけ、社会人になったばかりの頃、
仕事でミスって落ち込んで、帰宅途中の車内のラジオで「ワルツ」のイントロが不意に流れた時、
この作品を見てた当時の思い出がブワーッと鮮明に蘇って感極まって涙で前が見えなくなって
危うく事故りかけた、なんてこともありました。色んな意味で思い出深い曲です。
そんなこともあってから数年、今になってようやく最終話まで視聴。
懐かしさを感じつつも、当時見た時とは別の感情も溢れてきてしみじみ。
本作の特徴である心情語り(モノローグというよりポエム)がこっ恥ずかしい。
実際に言葉にされると陳腐に思えてしまうんですよ。
ただその一方で、この作品は、人物の目線や表情で心情を表現する繊細さも
同時に併せ持っているので侮れなかったりする。
終盤の竹本の「自分探し」のエピソードは、当時だからこそ見ておきたかったなぁとちょっと後悔。
あと、OPのエビの存在をすっかり失念してたので、またしても心臓止まる思いをするはめに。
ビビリなのは当時から変わってないですね^^;