OZ さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
7話目で断念 未評価
原作のライトノベルは読んでいないが
第7話で断念する事になった
2014春アニメの学園SFバトル作品
■忍耐力を要する大器晩成アニメ■
原作は売れている様で
宣伝も大々的に行っている魔法科高校の劣等生。
「魔法×学園」
今では使い古された舞台設定を感じさせるが
世界観や膨大な情報量によって古臭さは無く
却って新鮮さを漂わせる。
エリートvs落ちこぼれ。
王道とも言えるストーリーは取っ付き易いのだけれど
致命的な弱点が一つある。
スローテンポから生じる【展開の遅さ】だ。
設定やキャラクターが細かく練られているだけに
観ている側へ伝えるにはどうしても説明は欠かせない。
説明的な台詞が多い印象は受けるけれど
反対に言えば原作未読者にも理解出来る様
丁寧な描写をしており
先を見据えての土台作りはしっかりしている。
故にテンポの遅さが物語に水を差し
続きが気になる程
次回に向けて 引きの強さは感じない。
作品自体は良く出来ていて作画も悪く無いし
OP「Rising Hope」も
お気に入りの曲になるくらい
格好良いんだけどね。
世界観や設定を一通り把握して
膨大な情報が蓄積されればされる程
のめり込める作品である事は窺える。
じっくり観ていくと
突然面白くなる可能性を秘めているので
忍耐力を要する大器晩成アニメかもしれない。
■もう伝わったから!■
7話まで観て分かった事は
・実は驚くべき能力を備えている司波 達也
・気が付けば女子生徒から惚れられている司波 達也
・極度のブラコンで何か訳有り妹がいる司波 達也
・正体こそ隠しているが実力は隠さない司波 達也
司波 達也は隠れた才能を持った男であり
これでもかと魅力的な人物として描かれているが
2~3話で足りる事を7話使って伝えるには少々長い。
「彼が凄いのはもう分かったから早く次に行ってくれ。」
魅力は後からついくるものだから
序盤から推されても感情移入はし難いかな。
展開が遅い理由はコレなんだよね。
正統派バトルアニメを期待していたので
第7話の剣術部 桐原 武明と剣道部 壬生 紗耶香
テロリスト事件を経て
親密な関係になる二人だが
紗耶香は「司波くんに恋してたんだと思う」と
唐突に取って付けた様な恋愛は
ハーレムアニメに姿を変えたかの様で残念。
司波 達也の魅力を伝えるのに
恋愛要素はあってもいいけれど
程々に抑えて欲しいものである。
■あとがき■
観続けるか断念するか
第3話辺りからずっとギリギリのラインだったよ。
「断念するならもっと早く見切れば良いのに」
勿論 考えたが
断念しておいてなんだけど世界観や設定は
文句無く出来上がっているし
観続ければ面白くなっていくだろう。
そう予感させる程の素材は揃っていた為
「次でそろそろ面白くなるのかな?」なんて
期待と惰性のシーソーゲームだったんだよね。
第7話を以てキリ良く入学編が終わりを迎えたので
九校編を前に自主退学する事にしました。